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その判断は本当に正しいのか? 若手リーダーがハマる「決断ミス」 - ビジネスメモ。3分リーディング

2012年6月24日

ビジネス 職場

その判断は本当に正しいのか? 若手リーダーがハマる「決断ミス」

マネジメント初心者である若手リーダーや新任課長は、日々迷いの中で判断、決断を行わなければなりません。気づかぬうちにハマってしまいがちな判断ミスを、事前に防ぐ方法を探ってみました。
若手リーダーの判断ミス

◎決断ケース1:仕事の割り振り

部下の成長を促すために、実力以上の仕事を任せてみたが、途中でどうにもならなくなったので引き取った。その後、部下がすっかり気落ちしてしまい、自信を無くしてしまった。

<アドバイス>


経験の少ない新任リーダーほど、自分自身の仕事ぶりを軸に判断してしまいがちですが、部下が自分より仕事ができないのは当たり前。それを視野に入れて仕事を振り、失敗した場合もフォローすべき。ただ引き取るのは単なる怠慢です。



◎ 決断ケース2:部下の評価

仕事ができない部下でも、低い評価をしてしまうとモチベーションが下がってしまうと思い、多少高い評価をするようにしています。ところが他の部下や同僚からクレームがでてしまった。

<アドバイス>


結果責任の意識が高い人は多いのですが、決断した理由を周囲に責任を持って語ることのできる人は意外に少ない。人事評価やプロジェクトを円滑に進行させたいなら、自分の決断に矛盾がないか常に確認する習慣をつけておくといいでしょう。


◎ 決断ケース3:リーダーシップ

決断を迫られたときは、周囲への相談やデータの確認などはせず、100%自分の直感で答えを出しています。そのほうが様々な意見に振り回されたりせず、スピーディーに物事を進められるからいつもそうしている。

<アドバイス>


複数の第三者的視点を持ってリスク管理をすることが重要です。自分・上司・部下・経営層など、立場を変えて階層的にとらえることが重要です。さらに「全体:部分」や「長期:短期』など相反する視点から分析することでその決断の本当のメリット・デメリットは浮き彫りになってきます。

◎ 決断ケース4:戦略

新製品の導入の話があったが、リスクとメリットが半々だった。人員も足りなかったのでリスクを考えて、導入の話はなかったことに。しかし、周囲から保守的な人材と認識されてしまった。

<アドバイス>


平面的な仮定から判断するのではなく、アクションを起こした場合とそうでない場合のメリット。デメリットを複数の視点から吟味することが欠かせない。それでも迷いが生じた場合は、自分なりの決断ルールを作っておくと指標になる。

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