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日常の難題を乗り越える、賢い身の処し方 - ビジネスメモ。3分リーディング

2012年2月19日

ビジネス 職場

日常の難題を乗り越える、賢い身の処し方

上司、部下、顧客…。日々立ちはだかる難題に対処するには、賢い身の処し方を身につけておく必要があります。
明日にでも起こりそうな数々の難題。さて、あなたならどう対処する?
賢い身の処し方

[Q.1] 多忙なところに上司から『重要で急ぎの仕事』を任された。あなたならどう対処する?

上司との感情的な対立関係を作りかねない対応は得策ではありません。まずは、抱えている仕事内容とその背景を説明し、
どれを優先すべきか上司に相談してアドバイスをもらいましょう。上司を「指示者」から「判断の当事者」にすることで、状況に
合った理性的な対応をとることが可能になります。

[Q.2] 部門横断のプロジェクトの進捗が他部門のせいで大幅に遅れている。あなたならどう対処する?

問題解決の基本は、原因を正しく把握して前向きに解決を働きかけること。 上司同士で善後策を決めてもらったり、自分で遅れを取り戻したりするのはNG。前者は課題解決力のない人だと思われ、後者は自分で抱えすぎて燃え尽きてしまうことも…。
他部門はいわばパートナー。たとえ自分が手を動かしたほうが早い場合でも、一致団結して解決に当たる姿勢を示しましょう。

[Q.3] 会社が決めた新しい事業方針にメンバーが不満が続出。あなたならどう対処する?

決定が下された背景を自身が理解し、それを丁寧に説明しよう。そうするだけで部下の不満が納まることが現実のケースではよくあります。こんなときこそごまかさず、やり過ごさず、誠実に対応して部下の信頼を勝ち取ることが大切ですね。
反発を恐れて部下に迎合したり、理不尽に押し切っても、部下に「無能な上司」のレッテルを貼られるのがオチです。

[Q.4] 部下がなかなか成果を出せず「この仕事は向いていない」と悩んでいる。あなたならどう対処する?

その悩みが「甘え」に聞こえても、ダメ出しや精神論で叱咤激励をするのは逆効果。部下から「相談できない人」と思われ、何の問題も解決されないという結果に。大切なのは話をよく聞き、悩みを共有すること。そして自分なりの解決法を考えさせた上でアドバイスをしましょう。

[Q.5] 指示の「真意」を部下が理解しておらず、お客様に迷惑をかけてしまった。あなたならどう対処する?

この状況の場合、まずやらなければならないのは、顧客の信頼を取り戻すことです。部下とともに一刻も早く謝罪に出向き、
「部下のミスは自分の責任」という史跡を見せるべき。部下に「真意」が伝わっていなかったことは、その後に解消しましょう。
トラブル解決後に、部下に真意を改めて説明し、一緒に再発防止策を考えるのです。それがあって初めて部下は「この人についていきたい」と思えるようになるでしょう。

[Q.6] 付き合いの長い顧客だか、法外な要求ばかりで担当する部下が困惑気味。あなたならどう対処する?

たとえどんなに理不尽な要求だったとしても、そこに「お客さんなりのロジック」が存在していると考えるのが妥当です。それを知り、仮説を立てて対策を考えるためにも、この場合は部下と一緒に出向き、できること・できないことを伝えることが重要。 トラブルに理性的に対応する姿を率先して見せることで、考える部下を育て、自分のリーダーシップも育てることができるのです。

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