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あなたの職場にもいる“困ったちゃん”?タイプ別傾向と対策? - ビジネスメモ。3分リーディング

2012年3月18日

ビジネス 職場

あなたの職場にもいる『困ったちゃん』 ?タイプ別傾向と対策?

どの職場にもよくいると言われている『困ったちゃん』。なかなかどう扱っていのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
みんなを悩ます『困ったちゃん』ですが、そのタイプを知れば、おのずと対策も取りやすくなるものです。
困ったちゃん

◎困ったちゃんタイプ:ツンデレちゃん

仕事はできるものの、暴走しがちなツンデレちゃん。扱いにくいタイプの代表例。 「口出しせず、要所要所でほめてくれる上司」の下で力を発揮する。

<ツンデレ部下の特徴>


「大きな仕事を任されたい」と思っているのがツンデレちゃんの特徴。 ビジョンの提示や行動力に長けているため、周りにあれこれいわれなくても結果を出せる素地のあるタイプです。 その代わり、プロセスごとに細かく支持されるのが大嫌い。あれこれ質問されるととたんにめんどうになって、”ツン”の部分が現れてきます。
チーム内で主役になっていないと、ご機嫌ナナメ。自分よりできるやつがいると競争心が刺激され、必要以上に勝負にこだわる一面も。 ライバル関係が良い方向に向かえば、能力をストレッチさせることが可能です。
逆に、デキないやつを見下し、”ツン”な対応をとってしまいがち。 ただし、自分についてきてくれる人間に対しては、仕事ができなくても”デレ”な対応をしてしまいます。

<ツンデレ部下への対策>


ツンデレちゃんには、できるだけ仕事を任せることが大切。 ただし、任せたからにはなるべく放任しておきましょう。 プロセスごとにあれこれ質問したり、理詰めで迫ると、”ツン”の部分が現れ、へそを曲げてしまう恐れがあります。
有意義な報告を受けるためには、”重要情報の提供者”として扱いましょう。「この情報は大切なんだ。もう少し詳しくプロセス教えてくれないかな?」という姿勢が大切です。
上手にコントロールするには、折に触れて褒めまくること。”褒めて伸ばす”が一番しっくりくるのが、このタイプ。それも皆の前で、実績に注目が集まるように褒めるのが効果的。 一見扱いにくいが、おだてどころさえ掴めば能力を発揮してくれるでしょう。

<ツンデレ上司には…>


夢とビジョンがあり、行動力にも長けているツンデレ上司。大好きなセリフは「俺についてこい!」。 だから、くどくどした話し方や、理詰めで迫られるのが何よりも苦手。 ツンデレ上司への報告は、前置きなしで結論から単刀直入に話しましょう。
また、批判に聞こえがちな質問は避け、「教えてください」という姿勢を保つことが得策です。


◎困ったちゃんタイプ:心のヒキコモリ君

とにかく「いい人」。 何よりも人間関係を大切にするため、周囲の気持ちに敏感で、相手の視点でモノを考えるのが得意という長所がある。

<心のヒキコモリ部下の特徴>


頼まれたことにイヤと言えないので、大量の仕事を抱え込んだあげく、突然パンクしてしまった…なんてことにもなりかねないタイプ。 また、仕事を丸投げされるのを極端に嫌います。 心のヒキコモリ君は、プロセスごとに関係各所と合意を取りながら進めていきたいと考えているのです。
さらに自分が決断する状況も苦手。皆との合意を大切にするため、常にコミュニケーションを取りたいと考える傾向があり、詰問調の言葉もNGです。 強く言われると、自分の思いに蓋をし、相手の期待に沿った回答をしてしまうので、そういったわだかまりが続くとある日突然爆発することにもなりかねません。 彼らの願いは、丹念に話を聞いて欲しいということ。自分のホンネや頑張りを聞いてもらい、皆に認めてもらえさえすれば、「いい人」として、チームをまとめるムードメーカーとなることができるでしょう。

<心のヒキコモリ君への対策>


心のヒキコモリ君は、八方美人。誰に対しても優しく、気遣いができるタイプですが、実は本人が一番「かまって欲しい」と思っていることを認識しておきましょう。 折に触れて「何か困っていることはない?」と声をかけることを忘れずに。 「君の事はちゃんと気に掛けているよ」というアピールが、心強いメッセージになります。
報告に関しては、結論を端的に話すのが苦手です。自分の思考や行動のプロセスを聞いてもらいたいと考えているので、報告を受ける時間は余裕を持って設定し、丹念に話を聞いてあげる必要があります。
また、結果をまとめて褒めるのではなく、プロセスに対してこまめに褒めること。 特に「ありがとう」は、心のヒキコモリ君にとってのキラーワードだと心得ておきましょう。

<心のヒキコモリ上司には…>


みんなの合意を大事にしながら「協力してゴールに向かっていきましょう」というスタンスが大好きな「心のヒキコモリ上司」。 決断力に劣るため、必要な情報だけ伝え、判断は任せるという姿勢は嫌われます。 また、自分の意見を言ったりお願いをする場合は、「お忙しそうですが、お時間大丈夫ですか?」といった気遣いが必要です。


◎困ったちゃんタイプ:カタブツ君

カタブツ君は、物事を客観的に捉え、データを集めて分析するのが得意。じっくりと考えた後に計画を立て、何かしらの確信を得た後に、はじめて行動に移すことができるタイプです。

<カタブツ部下の特徴>


常に慎重に構え、完璧を目指して粘り強く努力します。その分、どうしてもアクションを起こすまでに時間が掛かりがち。 客観的で論理的なデータを重視し、感情的な判断は忌み嫌う部分も。そのため、データがそろわないと何も判断できないこともあります。
「適当に無視して物事を進める」という大胆さに欠けるほか、途中の計画変更にも、すぐには対応できない腰の重さがあります。 分析力を活かせるポジションに就けるかどうかがカギになるでしょう。

<カタブツ君への対策>


カタブツ君に対する禁句は「とりあえず」。 ある程度方向性が見えている中で、専門的な役割を発揮することを期待されると、力が出しやすいタイプです。 指示を出すときには、客観的なデータを交えながら「何をどうして欲しいのか」や、ある程度の道筋やリスクについても伝えることが大切。 どうしても当初の計画が変更になる場合は、今までの彼の動きを否定せず、一緒に考えることが大切です。ともにデータを収集し、分析しようという当事者意識を表すことが、カタブツ君を”傍観者”にしないコツです。
また、一から十まで丁寧にじっくりと話そうとしがちなので、そこはイライラせずじっくりと聞いてあげる姿勢が大切です。褒めるときも、具体的な事実を示すのを忘れずに。 カタブツ君は、褒められても決して顔や態度には出しませんが、ひそかにモチベーションをあげているはず。折を見て褒めることを心がけましょう。

<カタブツ上司には…>


正確で客観的な情報を愛するカタブツ上司。物事を計画通り進めることに至上の喜びを感じるタイプなので、途中のプラン変更は、それなりの論理性と根拠、リスクの確率やその回避法まで準備してプレゼンしないと受け入れられません。 彼らには情に訴えたり、大げさなお世辞で気持ちを変えようとしてもムダ。 冷静沈着だけど、変化や混乱に弱いのがこのタイプです。

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