10月 情報収集〜書類作成編

転職の意志が固まったら、いよいよ2007年1月入社に向けて動き出そう。ここでは、人材コンサルタントへの取材や編集部の調査から抽出した転職活動ノウハウのエッセンスを紹介。まずは事前準備を通じて幸先のいいスタートを切るのだ!



転職活動を始めるにあたって大切なのは、自分にとっての転職の成功と失敗を定義すること。それに応じて作戦を立てて実行し、その都度、軌道修正することで成功に近づけていく。これはまさにプロジェクト管理そのものといえるだろう。ならばそれ専用の管理ツールを利用するのが得策。右に紹介するのはフランクリン・コヴィー・ジャパン社が発行するシステム手帳用レフィル「プロジェクト・フォーム・セット」だが、プロジェクト管理に特化したフォームに沿って目標や予定を書き込むことで、ムリ・ムダ・ムラのない転職活動指針が完成する。



求人情報サイト比較
Jobs(ジョブズ)
http://www.jobs24.jp/

あまたとある求人情報サイトから、利用者の志向にマッチする求人情報サイトを絞り込んで一覧で表示してくれるサイト。「利用料無料」「未経験歓迎」「正社員募集」などサイトごとの扱う求人情報の主な特色がアイコンで表示されている
採用ホームページ検索エンジン
ジョブダイレクト
http://www.jobdirect.jp/

一般的な求人情報サイトと異なり、他の求人情報サイトや人材紹介会社の求人情報、企業の自社採用ホームページからロボット検索で収集して求人情報を掲載するサイト。勤務地や職種、キーワードからさらに情報を絞り込めるなど豊富な機能を搭載
転職ノウハウ紹介ブログ
どこよりもマジで語る、
実践キャリアアップ講座!!
http://bizty.seesaa.net/

人事・キャリアコンサルタント「みやびん」氏が提供する転職情報ブログ。企業側の採用事情を知り尽くしているからこその裏ワザ的転職ノウハウが満載


今までのキャリアを棚卸しすることは、自分自身の強みをきちんと把握するという点でとても重要。棚卸しというと難しいことのように聞こえるかもしれないが、最初から完成された職務経歴書を作成しようと思ってはいけない。まずは紙を広げ、思い出せる限り自分が担当した経験のある仕事内容を書き出していこう。ここで職務データを紙の上に出し切ってしまうことで、書類作成時の編集がグンと楽になる。



形式が自由なだけに、何をどう書いていいか迷うのが職務経歴書。ここで役に立つのが、以下のWebサイト上で公開されている職務経歴書の雛形だ。雛形にはあらかじめ記入項目が枠組みされており、PCにダウンロードすることができる。この雛形に、棚卸しした自分の経歴を整理して書き込んでいけばひとまず職務経歴書は完成する。


typeの人材紹介
http://shoukai.type.jp/knowhow/index.html
機械設計やデジタル回路設計など、モノづくりエンジニア向けの職務経歴書が充実


履歴書の書き方・
職務経歴書の作り方
http://midorinomori.sakura.ne.jp
正式な履歴書の記入の仕方や書面上のマナーなど、あまり触れられることの少ない「書類の基本」も学べるサイト
一度、職務経歴書を作成したら、できれば誰かに見てもらおう。自分1人では気づかないアドバイスをもらえるからだ。

そこでオススメするのが、人材紹介会社の活用。転職のノウハウに詳しいプロの人材コンサルタントが、職務経歴書の添削・ブラッシュアップのアドバイスをくれる。これで、1枚の書類に目を通す時間は数秒といわれる企業人事担当者の厳しい目にも留まるだろう。

Check Point
一見して目を惹くポイントはあるか
人事担当者はまず、ざっと書面に目を通して気になる文言があればそこではじめてじっくり読む。目立たせたい箇所は太字にするなど工夫してみよう。
枚数は適当か
できれば職務経歴書は1枚にまとめるのが望ましい。どうしても必要なら2枚以上になってもよいが、「長い割には中身がない」と思われたらアウトだ。
自己PRと事実が混同していないか
経歴はあくまでデータとして、主観を交えずに事実として記したほうがよい。もし、自分の思いをぶつけたいなら自己PR欄に。



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