山田敦士
ITソリューション本部 
.NETソリューション部 
主任 グループリーダー

1972年生まれ。専門学校卒業後、93年4月にメーカー系列のソフト開発会社に入社し、通信ソフト開発などを手がける。98年4月にシーイーシーへ転職。ソフト開発や顧客への導入などに従事し、04年4月から現在の部署でリーダーを務める
1968年の創業以来、フルラインナップともいえる多彩なソリューションの提案で知られ、最近では2002年FIFAワールドカップのオフィシャルSIerを務めたことでも話題になったシーイーシー。98年に入社した山田敦士氏は、製造業向けのファクトリーオートメーションや公共機関向けシステム開発など、業種も業務領域もまったく異なるプロジェクトを次々に手がけてきた。  

「それぞれのお客様を担当する営業はいるものの、我々エンジニアが担当者と直接やりとりしてプロジェクトを進めていくのが当社のスタイルです」  

前職のソフト開発会社でも顧客と接する機会はあったが、価格交渉などの業務はSEの担当外。あくまでも“技術屋”の立場で接していたため、コスト面も含め、実現可能性を追究してシステム構築をするやり方は転職後に初めて学んだ。



2年前からグループリーダーを務める山田氏は現在、通信事業者向けに3〜4カ月ごとに要件定義とリプレースが必要なCRMプロジェクトを手がけている。  

「お客様自身が法人を対象にしたビジネスに用いるシステムの構築で、お客様の先にも顧客が存在する状況です。要望も複雑になることが多いので、どう課題を切り分けるかが大事になりますね」  

その要望は今すぐ手をつけるべき内容か? など、開発の方向性を適宜判断し、顧客に納得してもらう交渉力が問われるという。また、要望によっては時代に逆行した古い技術を用いたほうがいいこともあり、「“システムが汚れる”から嫌だと反対する開発陣を、根気強く説得することもあります。仕事はハードですが、そうしたさまざまな判断をある程度任せてくれるのが当社のいいところですね」。

今後は、こうして磨いてきたバランス感覚をメンバーにも伝えていきたいと語る山田氏。“脱・技術屋”が自身のキャリアに大きなプラスをもたらすということを、実体験を通じて学んできたからこそだ。


仕事に対する取り組み方次第で、業務知識は自然と身につきますよ。よくメンバーに言っているのは、お客様が望んでいる成果を達成することが我々のキャリアを広げることにもなるということ。そういう視線を持てば要件定義から仕様決定、導入といったプロセス1つひとつにどんな意味があるのかが明確になるからです。私自身、そう心がけて仕事をすることで成長してきた実感があります。だから、技術の先にある「仕事を遂行する力」を磨くことで、必然的に業務知識を身につける土台も作られるのだと思っています。

INDEX
技術力以上に大事な「発想法」を学ぶ / 株式会社イーシー・ワン
調整を通じて知った「技術より大切なもの」 / 株式会社シーイーシー
「開発の意義」肌身で感じて視野広がる / ソラン株式会社
顧客との会話がやらされ仕事脱却の糸口に / 横河レンタ・リース株式会社

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