人材業界のスペシャリストが語る「開発現場主義」キャリアの魅力

技術志向の強い技術者にとって開発現場に携われるのはいわば、 アイデンティティの証明。しかし市場価値を考えると上流工程に行くべきなのか……。 その迷いは誰にでもあるはず。 そこで、人材業界の識者に開発現場一筋にキャリアを築くことの是非を問う。
お世辞にも高待遇を手に入れやすいとはいえない開発会社。「不景気で他に行くところがなかったから」、「いまは待遇度外視で実力をつける修業期間」……。人それぞれに今そこで働く理由はあれど、長期的な視点で見た場合の見通しはいかに。
この先も開発会社に勤め続けて本当に大丈夫?
転職者が自分をアピールするときの材料には大きく分けて「プロセス」と「結果」があります。多くの人は「結果」のみをアピールをしがち。確かに、実績を数字などで具体的に表せば事実としての説得力はあるのですが、同時に「プロセスから分かるその人ならではの良さ」を伝えられないのが弱点。 その結果を導くために自分はどんな行動を起こしたのかを、相手にどれだけリアルに想像してもらえるか。イメージが湧くような、プロセスに関するストーリーを日頃からストックしておきましょう。
ある程度業務に習熟すれば、一定のアウトプットを出し続けやすいのが開発会社。会社から与えられた仕事を着実にこなしていければ問題ありません。 ただ、「市場価値」への意識は会社からの評価とは別に持っておくとよいですね。定期的にキャリアの棚卸しをして、今の勤務先を離れても自分が社外で通用するかどうか、自分の年齢や経験の技術者が一般的に期待される能力水準に到達できているかどうかを意識した働き方を心掛けてください。そうすれば、万が一のときにいつでも勤務先を移ることができます。ずっと現場で活躍するためにも、リスクヘッジを忘れずに。
まず知っておくべきなのは、発注先企業がどこで外注先を選ぶかといえば、社名ではなくて「人」だということ。この分野ならあの人に任せておけば間違いない、と発注側に言わせられるようになればどこにいても安泰です。そのためには日頃から、自分がどうすれば相手にメリットを提供できるかを考えて全力を尽くすこと。「自分が発注側(または一次請け企業)の担当者を出世させてやる!」という気概で業務に臨めば、結果はおのずとついてきます。所属する企業の業態に捉われることなく、それぞれの立場から案件を見る目を養うことを日頃から意識してみては。
中小企業の多い下請け企業は、その分、企業としての財政的基盤も弱いもの。資金繰りの問題から、自分の知らないところで粉飾決算やMBO(マネジメント・バイアウト)が進められることもあります。これから開発会社への転職を考えるなら、企業の内情についての情報収集はWebや業界内での評判など複数のリソースを活用して万全にしておきたいものです。現在の勤め先が万が一、そうした問題の浮上でガタガタになった場合に被る悪影響を最小限にするには、やはり市場価値がモノを言います。社外でも自分が通用するかどうかを見越した働き方が重要になります。




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