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非破壊検査・品質管理

■超音波検査（UT）
超音波は指向性が鋭く、音の束となって一定の方向に直進し、異なる物体や空隙との境界面で反射する性質があります。この性質を利用して物体中のきずを検出し、その位置と大きさを測定します。

■浸透検査（PT）
液体が細い隙間や割れの中に浸み込む毛細管現象を利用します。表面に開口した割れやピンホールなどのきずに知覚する液体を浸み込ませ、表面処理をした後、浸み込んだ液体を吸い上げ、きずの模様を表面に形成。この模様からきずの有無を判別します。

■磁気検査（MT）
鉄鋼材料などの強磁性体を磁化させると材料内部に磁束が発生します。材料表層部に磁束の流れを遮るきずが存在すると磁束が乱され、磁束はきず部から漏えいします。この磁束を検出し、表面部のきずを調査します。

■放射線検査（RT）
X線やγ線が物質を透過する性質を利用し、内部きずの検出に適した非破壊試験方法です。