システム開発とは。システム開発・ソフトウェアエンジニアの仕事内容
ソフトウェア開発の仕事内容は携帯電話やデジタルテレビ、電子レンジ、生産工場で稼動する生産設備、医療機器、自動車など電気で動く機器を制御するためのシステム開発をおこなうことです。ソフトウェアはハードウェアのメモリに組み込まれているソフトなので、容量が制限される中でより優れたソフトウェアを開発することが難しさであり、面白みでもあります。ハードウェアと連携して作動したり、直接駆動させる機能開発の場合は業務系アプリケーションとは異なり、回路設計エンジニアなどハードウェア側の開発と連携を求められます。
システム開発の工程と流れ
システム開発の行程は顧客のニーズを聞いて要件定義することから始まります。その後設計を行い、プログラミング作業を開始していくのです。プログラムチェックのあと、システムテストに入ります。バグ修正等を行った後にシステム運用の開始です。これが大まかなシステム開発の流れとなります。大切なことは運用のテストもしっかり行い、運用保守に繋げることです。
システム開発職(ソフトウェアエンジニア)の収入・平均年収
ソフトウェアエンジニアの年収は比較的高い傾向があります。同業の業務アプリケーションのソフトウェアエンジニアと比較すると、ハード寄りのソフトウェアエンジニアは約1割高い年収です。20代の平均年収は約320万円?460万円、30代は約440万円?650万円、40代だと約600万円?700万円となります。エンジニアの中でも高水準と言えるでしょう。
システム開発 ソフトウェアエンジニアに必要なスキル
ソフトウェアエンジニアに必要なスキルは要件定義を行えるコミュニケーション能力と、技術面では、開発言語のC++は必須と言えるでしょう。javaを使った開発も多く見られるため身につけておくべき技術です。幅広い知識、運用まで考えられる能力です。稼働OSはLinux上で実装させることが多くあるため、unixの知識は必須となってきます。また、特定ハードウェア上で実装する場合には組み込みシステム向けのOS(リアルタイムOS)の経験も求められるでしょう。
システム開発・ソフトウェアエンジニアの履歴書・職務経歴書作成のポイント
履歴書や職務経歴書を作成する際は、これまで開発したシステムの実績を明記する必要があります。具体的にどの製品の制御機能を開発したのかを明記することがポイントです。その際の稼働OSは何かも書くようにしましょう。また、資格がある場合には漏れずに記入してください。利用できる開発言語についても明記するようにしましょう。書き方は下記ページのサンプル、書き方を参考にしてください。
ソフトウェアエンジニアの今後のキャリアパス・キャリアプラン
ソフトウェアエンジニアのキャリアパスはプロジェクトマネージャーへのキャリアアップが考えられます。各種プロジェクトに参加して、要件定義から運用保守までの行程の実績を積めば自ずとプロジェクトマネージャーへのプランが開けてくるでしょう。また、メーカー勤務の場合には、プロダクトマネージャーやQAスペシャリスト、開発プロセス改善スペシャリスト等へのキャリアアップも考えられます。