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アイデアを具現化するエンジニアを尊重しているグーグルは、エンジニアが働きやすい環境づくりにも最大限の配慮を見せる。また、エンジニアのクリエイティビティを刺激し、彼らの働くモチベーションをアップさせるような独自のルールも設定。一般的な会社で働くエンジニアには信じられないような、「夢の職場環境」を紹介しよう。


デスク周りは社員が自由に装飾。会社が「デコレーション費用」を出すほど、働く環境を重視する

軽食からお菓子、飲み物、マッサージチェアまで用意された休憩ルーム。すべてタダなのがすごい

外国人も多い社内では、社員同士がこれらの遊び道具を使って親睦を深めることも多いという
 
会議室のなかには掘りごたつのある和室も。環境が変わることで、面白いアイデアも生まれやすい

外資系の会社にしては珍しく、グーグルの社員には個室が与えられない。プロジェクトはすべてチームで行われるため、チームの円滑なコミュニケーションを阻害しないよう文字通り壁を排除している。

そのかわり、机の周りにはクッションなどが置かれ、誰かに相談したい場合、すぐにでも会話が始められる雰囲気が作られている。

もちろん、チームが集まって議論するための会議室も多数用意されており、日本オフィスには掘りごたつ式の和風な会議室も。くつろいだ雰囲気のなか、活発な意見交換ができると社員にも好評だ。


社内にはビリヤード台やダーツ、ゲーム機が置いてあり、社員はいつでも遊びながら息抜きをすることができる。

また、ストレッチボールやマッサージルームなども用意されており、長時間デスクに向かうことも多いエンジニアの身体をいたわろうとする会社の姿勢がうかがえる。カリフォルニア州にあるグーグル本社には、トレーニングジムやプール、スパなどもあるほどの徹底ぶりだ。


日本オフィスでは、朝のフルーツに始まり、昼食のケータリング、おやつや飲み物など、すべて無料で提供される。希望者には、夕食のケータリングも行われるという。ちなみに本社では、レストラン並みのカフェテリアが3つあり、いつでも一流シェフによる料理が楽しめる。


イチ個人のアイデアを全社員で形にしていく前出の「Idea at Google」以外にも、グーグルには勤務時間の20%を本業以外の研究開発にあててもよいという「20%ルール」がある。

社員はそのルールをこまめに活用してもいいし、プロジェクトの谷間にまとめて時間を取ってもOK。エンジニアを日々の業務に埋没させず、創造性を十二分に発揮してもらうための仕組みだ。


こうした環境や制度は、一見過剰な従業員サービスに見えなくもない。しかし、世界中のプロジェクトメンバーと協業していくグーグルの仕事は、それだけハードなものであることを見落としてはならない。各国の時差にあわせて不規則な勤務体制になることも多く、小規模なプロジェクトチームで動くために皆がそれぞれ多忙を極める。各社員の予定が20分ごとに区切られていることからも、その大変さがうかがえる。シビアに生産性を問うからこその環境であるといえよう。
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