野沢雅子さん(29歳)
Masako Nozawa
研究開発部
2001年に筑波大学大学院博士前期課程修了後、総合電機メーカーに入社し、主にネットワーク家電の情報端末の開発を担当。06年5月、自ら志願してサイバーダインに転職
社会に求められる存在を生み出したい
以前はメーカーに勤務し、主にネットワーク家電の開発を担当していました。家電製品は、普段機械に触れることのない人も使うもの。以前から、機械をもっと人と関わるものにしたいと考えていて、学生時代に山海研究室に入ったのもその思いがあったからです。
自分が就職して数年後にサイバーダインが設立され、いろいろと話は聞いていたのですが、家庭の事情で筑波に移ることになったのをきっかけに転職しました。引っ越す先に、こんなにおもしろい会社があったら、やはり働きたいと思いますよ(笑)。
今の担当は、ユーザーインターフェースに関するプログラミングが中心。量産のためには、やはり使い勝手のよいものにすることが大前提です。家電と同じで、「機械なんて触ったこともない」という人でも、ごく自然に使えなければならない。そのために、メンバー全員が必死に取り組んでいます。
この会社はとても自由で、ほとんど管理されることがありません。出社時間もまちまち、上司と部下という意識もない。その分、皆フットワークが軽く、自分から動くんです。納期に向けて夜遅くまで設計に取り組んでいたり、休日にふと良いアイデアを思いついて会社に直行したり。仕事というよりも、純粋にいまやっていることが楽しくて仕方ないんですね。
問い合わせや臨床実験でユーザーの皆さんの声を聞くと、HALは世の中から切実に求められていることを痛感します。切実に必要とされているものを、自分たちの手で作り出せる。それが私にとって一番のやりがいですね。