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――本日お集まりのみなさんはコナミの社内IT部門(コナミネット)を担う技術者の方々です。まずはじめに、コナミの事業およびエンジニアにとっての働き甲斐についてお伺いしたいと思います。
中村 弊社のビジネスはオンラインゲーム、アミューズメント、玩具、マルチメディアコンテンツからカジノ、フィットネスクラブと非常に多岐にわたり、すべての礎となっているのがITインフラ。私の所属するネットワークグループでは、このITインフラを全世界にわたって企画し、設計・構築・運用までを一手に行っています。通常、ネットワークインフラの担当というと、メーカーの人を呼んで「こんなシステムを作ってくれ」と依頼するだけなので、コアな技術に疎くなりがちです。しかし、弊社では現場のエンジニアとして構築も自ら行うため、技術の最前線にいられる点が魅力です。
松江 私は元々ルータなどの開発者だったのですが、中村さんと同じでネットワークの全体の構築に興味があったのが入社の理由です。外注には一切出さず、すべて自分たちでやっています。今は認証やセキュリティのシステムを独自に手作りしているところです。
山下 私はシステムオペレーションの担当ですが、皆さんと同じで大きなシステム全体に関わりたいと思ってこの会社に来ました。前職は受託開発で一部機能にしか携われなかったのですが、今はグループ全体の業務を担う基幹システム全体の管理を行っており、業務知識もずいぶん豊富になりましたね。
大里 ユーザー側の立場でシステム全体を回せることと、エンタテイメントと健康ビジネスという2大事業領域が時代を先取りしていて面白い。やはり、この点が一番の魅力でしょうね。
三浦 私はヘルプデスク担当ですが、社内サポートなので通常のヘルプデスクよりもフランクで働きやすいと思います。
以前は一般ユーザー向けのサポートをしていて、さまざまなしがらみでサポートできないもどかしさが多々あったのですが、今は細かい部分から大きな問題解決までさまざまな部分にコミットできる。それが面白いですね。また、アンケートを取ったり、教育の働きかけなども行っています。
中澤 私もヘルプデスク担当ですが、加えると勤務形体も魅力だと思います。シフト勤務ですが、もちろん仮眠も十分取れます(笑)。前職では毎晩深夜まで土日も働く勤務形体だったので、生活にゆとりがでましたね。
―― 仕事の進め方の特長は?
中村 弊社は完全ペーパレス。パソコンで私たちが運営するコナミネットに入ると、そこで仕事がすべて完結するスタイルです。だから、東京ミッドタウンにいても北米にいても同じ仕事ができる。
大里 弊社の基幹システムは、米国で上場していることもあり、内部統制対応などの面でかなり先進的です。このシステムをさらに進化させるのが我々です。
中村 新たな機能をどう実現するかという方法論を、100%自分で決められるのも弊社の特長だと思います。
松江 自分の考えで開発できるのはいいですよね。だから、仕事に対する評価もダイレクトに降りてくる。うまくいったときは本当にうれしいですよ。
中澤 社風でいうと、会社全体が若くて、手を挙げれば何でもやらせてくれるカルチャー。みんな仲が良くて、チームとしてまとまっているといった雰囲気ですね。
中村 オフィスはフリーアドレスで、みんな他のいろいろな部門の人のところへ行って、日常的に相談しているといった雰囲気。システムを作る部門でも、ふだんはシ?ンとしているというのではなく、日々常に動きがありますね。たとえば、他社との合併の際には、どうネットワークをつなごうか、など。
三浦 東京ミッドタウンの新本社ビルになって、事務所が集約されたので、サポートも意思疎通も、ずいぶんしやすくなりましたね。
――今後のキャリアプランや仕事上の目標としては、みなさんどのようなお考えなのですか?
大里 弊社のキャリアパスは大きくいうと、マネジメント系とスペシャリスト系。適性と志向でどちらも選べます。私はマネージャーなので、今後の目標は会社全体のIT投資の効果をもっと追究することです。同時に、今後はサプライチェーンの企画・構築運営だけでなく、ビジネスや売上げに直接貢献する部分も担っていきたいと思っています。
中澤 私は、今は全体のサポートをしていますが、将来的には一事業を掘り下げてシステム構築に携わりたいです。
三浦 私はまだまだサポートの仕事を極めたいと思っています。弊社のネットワークは奥が深く、まだまだわからないことが多いので。
中村 仕事は単純に面白いのですが、まだ自分が目標とするサービスレベルに達していないので、今後どんな仕組みを作るかを考えるのが当面の目標です。
松江 入社して日が浅いので、今は技術の向上を目指しているところです。周りは優秀な人ばかりなので、彼らの技術を吸収している段階です。その後は、自分でやりたいことが見つかると思います。
山下 今のシステムを進化させることです。たとえば、社内ポータルサイトでもキャパシティオーバーで悲鳴を上げている箇所もいくつかありますから。
――では、最後に「こんなエンジニアならコナミで活躍できる」というメッセージをお願いいたします。
中澤 ヘルプデスクでは技術よりもヒューマンスキルが大事。いかに親身になってユーザーの問題を見つけて解決するかが問われるからです。人当たりのいい人に来てもらいたいですね。
三浦 エンジニアといっても、ヘルプデスクはその名の通り、人助けの仕事。そこに、精神的なモチベーションをもてることがやはり大事だと思います。
中村 ネットワーク部門は業務内容が多種多様なので、いろいろなことに手を出したい人がいいと思います。しかし、そのぶん何でも柔軟に吸収できることが必要になるでしょう。「これしかできません」ではなく、「これにも挑戦したい」という前向きな人ですね。
松江 2万人以上が使うシステムと、大規模な仕事なので乗り越えたときのやりがいは大きい。個人的には、やはりチャレンジ精神ある人と一緒に働きたいです。
山下 基盤業務はサーバなど機器類だけでも200台、OSはAIX、Linux、Windows、ミドルウエアはWeb系だけでもWAS、トムキャット、DBはオラクルと多彩です。ですから、幅広くスキルアップしていきたいというエンジニアにとってはいい環境だと思います。加えて、常に他チームを巻き込んだ作業になるので、フットワークが軽い人、コミュニケーション能力のある人が向いていますね。
大里 戦略チームでは、基幹システムを通して業務を改革、支援するので、業務改革意識があり、システム知識を伸ばして行きたいという人ですね。全体として、ビジネスの変化が激しく、伸び盛りの会社なので、当社の業務に興味のある人はぜひ応募してほしいですね。 |
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