「1月入社」の超ダンドリ術

エンジニアにとって、かつてないほどの売り手市場の様相を呈するモノづくり業界。求人バブルともいえる今は、転職の選択肢が多いという点でまさに自分のスキルの「売りどき」だ。そこでこの特集では、働きながら秋から就職活動を開始して冬のボーナスを手に新天地へ―という転職の理想形を実現するノウハウを一挙公開。このダンドリ術をマスターすれば、多忙な業務と転職活動との両立は不可能ではない。



「転職をするか、しないかを先に決めておく必要はありません。大事なのは、今よりもより良いものを求める、人生における積極性です」

そう語るのは、過去12回もの転職歴を持つ経済評論家、山崎元氏だ。

「転職する際に迷うのは当然のことです。ですが、忘れないでほしいのは、人生をコントロールするのは自分だということ。特に社会人にとって人生の大半を占める『仕事の時間』を、不満だらけのまま終わらせるのはあまりにも不幸でしょう。いつかは転職を、と言いながら重い腰を上げられない人は多いようですが、今がそのときだという確証を持てる人など、そうそういないのではないでしょうか。『今はそのときではない』理由を探し始めるとキリがない。人間はもともと保守的ですから、今と同じか、それ以上と思えるチャンスがあれば動いてみた方がいいでしょう。仮に失敗したとしても、転職の失敗は十分リカバリーできますよ」

今回、モノづくりエンジニアを対象に「転職の壁」をテーマに実施したアンケートでは、転職でネックになる要因の多くは「専門分野が特殊なため、自分の能力が他社で評価されるかわからない」だった。しかしこの点について山崎氏は次のようにアドバイスする。
「ご自身では特殊と思われるかもしれませんが、ひと工夫する、あるいは、少々別の知識をつけ足すと、他の分野で通用するエンジニアは多いはずです。それに人間は案外柔軟なものです。そもそも、自分の専門分野が本当に特殊なのか、他社では評価されないのかを知るためにも、転職活動をする意味はあるといえるでしょうね」

人生に、絶対という保証などない。だからこそ動いてみる。どうせなら、この秋に。その割り切りが、思わぬチャンスをつかむきっかけになるかもしれない。



typeのおすすめサービス

サイトでは検索できない非公開求人をキャリアアドバイザーがご紹介。さらに、職務経歴書の書き方や、受かる面接のコツなど、転職ノウハウを伝授!
情報を登録しておくだけで、あなたに興味を持った企業の採用担当者から直接スカウトが届きます。
正社員で成長したい女性のための転職サイト!
「女性管理職がいる」、「働くママ歓迎」など、女性ならではのこだわり条件から求人を検索できる!