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松尾太輔氏
コンピュータ営業本部
システムエンジニアリング部
ソリューションコンサルティング一課
テクニカルコンサルタント
1979年生まれ。大学卒業後、新卒で横河レンタ・リースに入社。SEを経て、現在はヒューレット・パッカード社のハードウエアを中心にLinuxOSやミドルウエアの実装も含む多様なシステム提案を行うコンサルティングを担当している |
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日本ヒューレット・パッカードのプレミア・パートナーとして、多様な顧客を対象にITインフラの設計・構築を行っている横河レンタ・リースのシステムエンジニアリング部。コンサルタントを務める松尾太輔氏は、「私の仕事はレストランのウェイターによく似ている」と話す
「お客様は技術の詳細まで知っているわけではありません。『こんなシステムがほしい』と思っていても、具体的にどんな製品がいいかまではっきりしているわけではないのです。そこで、何となくおいしいものが食べたいと来店されるお客様に、『この料理はいかがですか』と提案していくのが私の役割になります」
インフラとアプリケーション両方の知識を駆使して、顧客に「それが食べたい」と思わせるような提案ができるかどうかがカギになる。顧客との長い付き合いのなかで、話が広がっていくのが仕事の醍醐味だと語るが、その楽しさに気づいたのはつい最近だ。
「以前からお付き合いのあるお客様とお話ししていたとき、弊社が3年前に導入したシステムが期待したほどの効果をあげていないことがわかったんです。悪くいえば“お客様の言われた通りに”構築したシステムだったので、私が改めて解決策を考え、結果としてサーバのバージョンアップを提案。このときに、お客様の要望を超える楽しさを実感しました」
それまでは、ある程度決まった形の提案作業をこなしていただけだったと振り返る松尾氏。そこから自らの意思で顧客の本当のニーズを探るようになったことで、仕事の質が上がったと実感している。今ではその成果が認められ、上司に意見を聞き入れてもらえる機会も多くなった。
「私たちはインフラという基盤技術を持っているので、お客様に提案できるソリューションも工夫次第で幅広いものにできます。今後はインフラとアプリの接点を追究し、ストラクチャーコンサルタントのような仕事もしてみたいですね」
弊社は業種を問わずさまざまなお客様とお付き合いをしています。だから、お客様の業務を知ることも大事ですが、それ以上にインフラとアプリケーション両方の知識を幅広く持っておくことがいい提案を行うコツだと考えています。システム構築を家作りにたとえると、今後は【アプリ=柱や屋根】の開発と【インフラ=土台】構築がどんどんシンクロしていくでしょう。この両方についての知識を深めていくことで、結果としてお客様からさらに深い信頼を得ることができるようになっていくと思っています。 |
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