グリーに転職したのは、前職で米国に滞在中に知り合った先輩から誘われたのがきっかけです。もともとシリコンバレーのようなアグレッシブな環境で「自分でサービスを創り出す」という仕事をしてみたいという憧れの気持ちを強く持っていました。会社の枠組みが完成された前職とは違い、若い企業のグリーなら自分で枠組みが作れるのではないか――。そう考えて転職を決めました。

負荷の分散や大量アクセスのさばき方、ログの取り方など、今の仕事で前職での経験が活かせる面は多いですね。ただ、前職時代と比べると、グリーは人数が少ないので個人の責任や裁量範囲がはるかに広い。そこに非常に魅力を感じました。現在は『釣り★スタ』のバックエンド開発と運用を担当。作りたいもののイメージを紙に書くところからサービス立ち上げに関わっているので、愛着を持って仕事ができています。自分自身のこだわりは、類似的なアーキテクチャが乱立することなく、共通のフレームワークを完璧に作っていくこと。そうすれば、新しい方が新しいサービスを開発するにあたっても、欠陥なくより高い品質のサービスを提供できると考えています。サービスを止めずに、運用しながら改善していくというハードな環境ではありますが、そんな環境だからこそ、自身のスキルアップにつながっている実感があります。サービスのリリースに伴うアクセス増や負荷を考えながら、試行錯誤をして完成させる過程からの学びは本当に大きなものです。

この環境の中で技術を究めていきながら、将来はAPIの公開や、新しいサービスの枠組みを提供するアーキテクト・エンジニアを目指したいですね。

大学時代にWeb受託開発ベンチャーに参画し、合併先では営業・広報などを経験。「良いモノを作ろうと時間をかけると、結果として利益率が下がる」というジレンマを感じる一方で、「良いWebサービスを創って日本のユーザーに使ってもらいたい」という思いも強かった。そこで、Webサービスを開発しメディアで紹介すると、社長の田中から連絡があり、「ユーザーのことを考えながらサービスを創るって難しいけど楽しいよね」と意気投合して転職を決めました。

現在はプロデューサーとして『クリノッペ』などの新サービスの企画・開発を担当。グリーではエンジニアが企画から事業計画立案・開発・運営まで行うので、業務を通観できるのが面白い。自社サービスを提供する会社は、良いモノを作れば作るほど自らの財産になる。その点で求めていたやりがいを感じますね。

仕事上大切にしていることは、「最終的にお客さまが何を考えているかを感じ取り、それに対してどう応えていくか」。これを肌で感じ、見極めることはコンシューマービジネスでないと身に付けられないと思います。お客さまと向き合いながら、自分たちでサービスを開発できるのが、まさにグリーという会社です。

例えば、ドコモがi-modeを作り、その市場に多くの企業が参入して新しいビジネスが生まれました。僕の最終的な目標は、こういった「一つの市場を創造すること」。それを実現するためにはメディアとプラットフォーム、そして仲間や組織が必要です。幸いグリーは優秀なエンジニアが多く、やりたいことを実現するのに必要なものがすべてそろっています。その中で自分は組織を創る力を身に付けたい。そして「あの市場は自分たちが創った」と言える仕事がしたいです。

Webサービスを志して大手インターネット企業に入社。新入社員歓迎会で衣笠と出会ったのが縁で、グリーに誘われ転職を決意しました。前職で僕が作りたかったものはほぼ完成されていて、アメリカで開発したサービスをローカライズする作業に物足りなさを感じていました。グリーならモノづくりができるし、すごい人たちが身近にいて一緒に働くことができる。職場の雰囲気が大学の研究室のように、自由でにぎやかだったことも新鮮に感じましたね。

現在は全社的なバックエンド開発を担当しています。その業務において、前職で国内最大のトラフィックをさばくバックエンドシステムに携わっていたことは大きな財産。そこで学んだフレームワークの技術をグリーで活かせたのは、自分自身にとって大きかったです。

エンジニアとして生涯開発に携わり続けたいと思っていますが、グリーはその実現に最適な環境です。この環境の中で、エンジニアリングスキルをもっと高めていきたいです。実際にグリーで働くことによって、自分の成長を実感できていますね。

グリーで働く中で、“攻め”の開発だけでなく、負荷や障害を念頭に置いた“守り”の開発もできるようになりました。多いときは1日で2倍にアクセスが跳ね上がる。また、前日に起きたトラブルを翌日の夜までに直すスピード感がある業務。そんな「毎日が勝負」という環境に身を置くことで、自然と高度なスキルが身に付いていったと思います。今後はバックエンドの技術はもちろん、アプリケーション開発など、幅広くさまざまな技術に触れていきたいと考えています。