エンジニアの努力が豊かな未来を築く最先端技術で社会に貢献するIHIの挑戦

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IHIといえば、日本を越えて世界でもトップクラスの総合重工業企業というイメージが強い。誰もが思い浮かべるのが高速道路や橋、ジェット機エンジンやタンカーといった大規模で巨大な建造物や輸送機器などだ。世界規模でCO2排出削減への取り組みが進んでいる今、乗用車および商用車に搭載するIHI製のターボチャージャーが大きくシェアを伸ばしている。IHIで20年を超えるキャリアを持ち、車両過給機セクター設計部で部長を務める野角忠司氏に話を聞いた。

「意外に思われるかもしれませんが、基礎研究レベルから始まって、通算すれば当社は30年以上前からターボチャージャーの研究開発、製品化技術に取り組んできました。これまで積み重ねてきた技術力、製品開発力が今、大きなビジネスとして花開いている状況ですね」

IHIがまだ旧社名だった2001年、ダイムラー・クライスラーと合弁で「IHIチャージングシステムス インターナショナル社(IHI Charging Systems International GmbH)」を設立。ターボチャージャー、スーパーチャージャーなど車両用過給機全般のマーケティング、開発、設計、生産をすでに行っていた。野角氏自身、数年前までこの合弁会社に約5年間在籍した経験がある。

「ターボチャージャーはエンジンの出力効率を高めると同時に燃費を向上させる機能も持ちますから、設計・開発は最新・最先端のエンジンづくりと同時に進めなければなりません。環境への配慮、CO2の排出削減基準で最も厳しいヨーロッパのトップメーカーの新エンジンに対応した開発や製品づくりに携わってきたことも、当社のターボチャージャーへの評価が高い理由の一つですね」

確かな技術力、製品開発力の証である。


世界中のニーズにすべて応えたい

現在、ターボチャージャーの設計・開発から製造・生産までを含めたエンジニアはここ数年で倍増。年間出荷台数は300万台近くに達している。前述した経緯から、ヨーロッパ市場向け製品の供給によってシェアを広げてきたが、信頼性と評価が高まるにつれ、グローバルで各メーカーからのオファーも急増している。

「予測ではすぐに500?600万台規模に達するのは確実。数年後には売上も倍増レベルまで高めていって、当社のビジネスでも主力と位置付けられる規模にまで拡大していくのが我々のミッションと考えています」

最大のビジネスチャンスを迎えている今、世界中から寄せられるオファーにはすべて逃さず応えたいと野角氏は話す。そのためには、意欲あるエンジニアを幅広く積極的に採用していくことが急務だ。

「ターボチャージャー事業がビジネスとして大きく成長したのが2000年ごろ。これまでは急増する需要に応えるのが精一杯で、いろいろな分野で活躍するエンジニアを総動員してやってきたというのが実情です。今後は、さらにエンジンまわりのスペシャリストなど、クルマに精通したエンジニアを増員。『自らの仕事で世の中を良くしたい』という意欲と熱意を持って、新しいターボチャージャーづくりに取り組んでくれるエンジニアを積極的に採用したいと思います」

環境への配慮は20世紀に積み残してきた課題を今世紀で解決するためのミッション。IHIが進める「社会へ貢献するモノづくり」を象徴している製品の一つがターボチャージャーである。エンジニアにとって、これほど手掛ける意義のある製品はほかにないだろう。

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