大手企業出身者たちが語る「本音」  

ベンチャーを選んだ私たちの理由

大手企業の「安定」を捨て、「ベンチャー企業」という道を選んだ大手出身転職者たち。彼らはどういう夢や目的を持って、ベンチャーの扉を叩いたのだろうか。転職して感じたギャップやベンチャーならではの魅力など、その本音に迫る。 《2005年7月号より抜粋》

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■お話を伺った方々
石飛 道弘 株式会社ユーズコミュニケーションズ 営業部 部長
金井 彰 SBIモーゲージ株式会社 執行役員 公開準備室長
 
 
 
株式会社ユーズコミュニケーションズ
営業部 部長

石飛 道弘
 
 
大学卒業後、91年4月にセキュリティサービス会社に技術者として入社。その後、グループ会社2社でISP法人向け営業を経験。ITコンサルティング会社などを経て、02月2月、有線ブロードネットワークス(現・USEN)へ転職。04年11月より現職
 
 
セキュリティサービス会社の
技術開発
通信ベンチャーの営業
 
 
勢いのある成長企業で経営判断の速さを実感
 

「会社を選ぶ基準は規模ではなく、『他にないサービスを展開しているかどうか』です」

そう語る石飛道弘氏は大学卒業後セキュリティサービス会社に入社。防犯センサーの開発などに携わった後、グループ会社に異動しISP(プロバイダ)の提案営業などを経験した。

90年代半ば当時、日本はインターネット黎明期。石飛氏は多くの企業が貪欲にインターネットを取り入れる様を目の当たりにしていた。「ネットの時代が必ず来る」。そんな確信を強め石飛氏は転職を決意。選んだのは、インターネットに関する研究・調査を手がける設立間もない会社だった。そこでは自治体のネット導入のコンサルティングや調査を担当した。

その時期に「常識では考えられないサービス」を提供する会社が現れた。有線ブロードネットワークス(現USEN)は光ファイバーのブロードバンド接続サービスを、当時、誰もが目を疑う「破格値」で提供していた。

「やんちゃな感じがして、面白そうでならなかった」。石飛氏は当時の心の震えを思い出しながら語る。反対する家族にも「飢え死にはさせないから」と説得し、新しい世界へ飛び込んだ。

入社してまず社員と経営者の距離の近さに驚いた。入社1、2年目から普通に役員とミーティング。また役員室もすべてガラス張りで、「金魚鉢」と呼ばれるほど開かれていた。

経営判断の速さも驚きだった。「あるサービスの新企画を役員に直接提案した時も即決でした」と石飛氏。

02年にUSENグループの光ファイバーインフラ構築・運用を担う「ユーズコミュニケーションズ」に転籍。現在、営業部長を務め、同社が回線を卸すISPやキャリアへ向けたサービス開発などを主な業務としている。多忙を極めるが、約20人の社員を率い「他にないサービス」を業界最前線で提供していく業務に大きなやりがいを感じている。

 
 

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