“モノづくり”を実感したいソフトウエア技術者へ「外資vs日本」ガチンコ勝負!待遇面はどちらが勝るのか?!
本当のところが分からない――。初めての転職に臨む技術者であれば、他社のイメージはつきにくい。 ここでは、転職先選びに必要な10項目を、外資vs日本企業で徹底比較。コレさえ読めば、転職の決め手が見えてくる? |
年功型賃金制度は、日本企業からも消滅しつつある。年齢に関わらず、難易度の高い案件をクリアすれば給与に反映されるという、外資系企業に似た給与テーブルを採用する企業が増えているようだ。
また、外資系企業も日本で事業を展開している以上、あまりにドラスティックな制度を掲げにくいというのが現状。このような双方の立場により、結局は、どちらも似たような年収カーブを描いている。アンケートでは、外資系企業の年収が若干高いという結果になった。
また、外資系企業も日本で事業を展開している以上、あまりにドラスティックな制度を掲げにくいというのが現状。このような双方の立場により、結局は、どちらも似たような年収カーブを描いている。アンケートでは、外資系企業の年収が若干高いという結果になった。
日本で働く以上、年収カーブはどちらも同じ
● 年代別年収
教育制度自体は、外資系企業のほうが整っている。ただし、後輩指導というミッションが与えられていない限り、進んで教えようとはしない先輩が多い傾向にある。
みっちりと仕込まれるのが、日本企業の特徴。困ったときに質問しやすい環境といえば、日本企業のほうに軍配が上がる。 どちらが良いのかはその人次第だが、制度の充実ばかりを重視していると、判断を誤ることも。制度は整っているが、実はなかなか活用する時間がないということもあり得る。
みっちりと仕込まれるのが、日本企業の特徴。困ったときに質問しやすい環境といえば、日本企業のほうに軍配が上がる。 どちらが良いのかはその人次第だが、制度の充実ばかりを重視していると、判断を誤ることも。制度は整っているが、実はなかなか活用する時間がないということもあり得る。
制度に引きずられすぎると判断ミスに
● スキルアップ制度の内容
開発プロセスの標準化に厳しく、グローバルスタンダードを意識した設計を押し進めるのが外資、ニーズを拾い、個別のカスタマイズも辞さないのが日本企業の特徴といえる。そのせいか「自分から率先することで多くの業務を担当できる」、「やれることは限られているが、働きかけることで業務の幅を広げられる」を足した満足度は、日本企業の方が大きい。
ただし外資でも、プロセス変革に柔軟に対応してくれることが多い。業務改善の提案に関し、より論理性を求められるのが外資の特徴だ。
ただし外資でも、プロセス変革に柔軟に対応してくれることが多い。業務改善の提案に関し、より論理性を求められるのが外資の特徴だ。
開発をどうシンプルにするかが外資の目的
● 業務の幅について
企業の将来性を図ることは難しい。しかし、時代の流れに乗っているだけではなく、技術的な要素の優位性が語れる企業であるならば、将来性も大きいと判断できるだろう。
また、グローバルな製品供給力があるかどうかも大切。日本企業でも、他国にも製品供給ができている企業かどうかを見据えるべきだ。以上を踏まえると、グローバルに見た場合の将来性は外資の方が高い。たとえ日本から撤退してしまっても、その後のキャリアに困らない経験が積めるはずだ。
また、グローバルな製品供給力があるかどうかも大切。日本企業でも、他国にも製品供給ができている企業かどうかを見据えるべきだ。以上を踏まえると、グローバルに見た場合の将来性は外資の方が高い。たとえ日本から撤退してしまっても、その後のキャリアに困らない経験が積めるはずだ。
グローバル体制と技術優位性の有無を判断
● 日本市場における外資系医薬品メーカーの出荷額
国内メーカーは、通常は入社年次に合わせて昇進していき、飛び級的な昇進はあまり例がない。一方、外資系企業は、専門職という職制を打ち出しているところが多く、処遇設計も専門分野の実力主義で決める場合が多い。
また、ポストに対する求人があるというのも外資系企業の特徴。特に、日本に進出したばかりのアーリーフェーズの企業の場合、ポスト求人が多く見られる。ポスト不足の国内企業ではまず見られない求人なので、腕に自信のある人は試してみる価値があるだろう。
また、ポストに対する求人があるというのも外資系企業の特徴。特に、日本に進出したばかりのアーリーフェーズの企業の場合、ポスト求人が多く見られる。ポスト不足の国内企業ではまず見られない求人なので、腕に自信のある人は試してみる価値があるだろう。
若くても肩書きがつきやすい外資系企業
● ポスト別・就任する年代
● 入社後の感想
アンケートでは、現在勤めている企業の満足度も聞いたが、国内メーカーで働くエンジニアは微妙な心境であることがうかがえた。その理由は、「不満はあるものの、福利厚生・給与・雇用の面で外資系企業にいたときより安心できる」(電気機器メーカー・28歳)など、理想と現実のギャップが挙げられる。
切るときはバッサリ、というイメージの外資系企業だが、「日本の風土に合わせた評価制度を導入している企業も少なくない」(前出の河辺氏)という。雇用の安定について、不安視する必要はないのかもしれない。
切るときはバッサリ、というイメージの外資系企業だが、「日本の風土に合わせた評価制度を導入している企業も少なくない」(前出の河辺氏)という。雇用の安定について、不安視する必要はないのかもしれない。