“隣の芝生”は本当に青いのか?  

20代後半でキャリアチェンジした人の「その後」

もうすぐ30歳。仕事にも自信がつき、周囲にも一目置かれるようになってきた。だからこそ芽生えるのが、こんな悩み。「今の会社で、この仕事を一生続けていくべきか?」ただ、転職市場では、実績が重視されるこの世代。キャリアチェンジは難しい……。そんな固定観念、typeが壊します。問題は「仕事」を変えるか、「会社」を変えるか。やりたい仕事をあきらめるには、まだ早い。 《2005年5月号より抜粋》

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株式会社大塚家具
IDC新宿ショールーム 主任

吉成真一郎(33歳)
 
 
<Carrer history>
大学卒業後、96年に中堅コンビニエンスチェーンに入社。新規出店に関する調査業務に従事し、のちにスーパーバイザー(SV)に。しかし、結婚を考えるにあたり、店舗に何かあればすぐに呼び出されるような不安定な仕事に限界を感じ、他の仕事を探しはじめる。99年8月、たまたま目にした求人広告をきっかけに、「前からデザインに興味があったから」と大塚家具に転職。04年、主任に昇格
 
 
■“逃げ”の気持ちを乗り越えたら、新しい職場で先が拓けた
 

正直、僕の転職には少なからず逃げ≠フ部分があった」と打ち明ける吉成氏。前職の中堅コンビニチェーンで、会社の将来や24時間体制の働き方に不安を感じていたことが、転職の大きな理由だったからだ。そのため、「実は転職した後も、何度か求人誌を眺めていた」と苦笑する。

「20代後半にもなると、自分ならどこでもやっていけるという自信がつき始めるもの。でも、転職先では新卒と同じような立場に置かれるわけです。そのギャップになじめず、入社後1、2年は葛藤することも多々ありました」

そんな中途半端な毎日に、ある日、ふと嫌気がさした。

「自分の方ができるはず、という自尊心を抑え、『今日はどんなお客様と出会えるだろう』ということを楽しみに、素直な気持ちで仕事に取り組もうと思い直したんです。その頃からですね、仕事がうまく回り始めたのは」

  前職ではSVとして、日々状況が変わる店舗とスピード感のある折衝をしていくことが楽しかったという吉成氏。一皮むけた″。は、じっくりと時間をかけてお客様と向き合える接客スタイルに、新たなやりがいを感じている。

  昨年、部下をまとめるチームリーダーとなってからは、12人いるメンバーの気持ちを前向きにすることにも気を配る。もちろん、自分の経験談を交えながら。

 
 
 
 
 
 
 
 
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