最新!ネットビジネス大研究

第2次ネットビジネス興隆期のいま、転職するならネット業界に行きたいというtype読者は多い。だが、ネットビジネスはそもそもアップダウンが激しいもの。転職にはリスクが伴う。では、これから発展しそうなベンチャーはどこか?また、これからのネットビジネスはどのような展開が予測されるのか?はたまた、目まぐるしいスピードでビジネスが展開するネット業界で通用する人材とは?本特集では、思い切って異業種からネット業界に飛び込んだ転職者を紹介する一方で、専門家がこれから伸びるネットビジネスを予測していく。 《2005年11月号より抜粋》

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■Index
大久保誉義氏(32歳) 株式会社ぐるなび 総務department 人事グループ グループ長
桑原 顕氏(28歳) バンダイネットワークス株式会社 コンテンツ事業部ゲームチーム
田村 淳氏(31歳) 株式会社ブロードバンドタワー ブロードバンド配信本部 BB配信営業部 担当部長
野々村範之氏(27歳) 株式会社アエリア ソリューション事業本部
 
 
株式会社ぐるなび
大久保誉義氏(32歳)
 
 
1973年生まれ。97年大学卒業後、大手住宅メーカーの営業マンに。2000年、アミューズメント施設運営会社に転職し、人事に携わる。04年、ぐるなびへ転職。現在、人事部門の責任者を務める
 
 

決まりごとがない中で大きな仕事を任される
それが成長ベンチャーの醍醐味だ

ネットベンチャーは、与えられた仕事をコツコツやる“ファーマー”タイプよりも、自ら獲物を獲りに行く“ハンター”タイプが向いている」 と、異業種からネット業界に飛び込んだ実感を語るのは、ぐるなび人事担当の大久保誉義氏だ。

「それでも当社はベンチャーっぽくないほう(笑)。なぜなら、頑張っている人をみんなで応援する風土だから。ハンター集団だけどアットホーム。それは会社が急成長している要因でもあると思います」

大久保氏は新卒で大手住宅メーカーの営業マンとなったが、「営業よりも人事のほうが向いていそうだ」と、アミューズメント会社の人事マンに転職した。採用、給与、社保、研修などの実務をみっちり学んだが、今後人事のプロフェッショナルとなるには労務管理、人事制度の構築という経験が不可欠だと思った。

「そこで転職活動を開始し、ちょうど募集をしていたのが、ぐるなびだったのです。ベンチャーゆえに未完成な部分も多いことから、幅広い仕事ができるのが魅力でした。さらにぐるなびは、営業職が大半の会社なので、住宅メーカー営業マン時代の経験も役立つと思いました」

昨年の10月に転職。人事のリーダーとして課せられたミッションは、中途採用の増員、研修制度の見直し、社員研修の運営など。まだ1年弱だが、200人近い中途社員を採用したという。

ベンチャーは人=売上。中途採用者の採用者数をクリアし、目下年末をデッドラインに評価制度作りに邁進中だ。

「当初は“仕事の進め方や仕組み”が何もないところが驚きでした。中途採用にしても、“とにかく人を増やしてほしい”というだけで、細かい方針はなし。研修も統一の方針はなかった。驚きの連続でしたが見方を変えると、自分で仕事を自由に組み立てたり、拡大できる。それが嫌な人はベンチャーには向かないと思います」

意志決定の速さも、前職とは雲泥の差があるという。

「懸賞制度が年3回あり、採用されるとプロジェクトが立ち上がり、あっという間に形になった。成長企業は様々な面で刺激的です」

上場や中国進出でさらなる飛躍をしていく中で「ぐるなびの人事担当として、会社の成長を支えたい」と語る。

 
 
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