今回のボーナス額に「不満足」6割以上
景気回復の兆しが見え隠れしてきた2010年春。ボーナスの結果にも回復の兆しは見えたのだろうか?若手ビジネスパーソンのボーナスアンケート結果を大公開!
6月に集計したボーナス予測と比較してみると「アップした」と回答した人が13.2%から18.4%にアップ!しかしその反面、「ダウンした」と回答した人も23.7%から27.6%に伸びている。多少の予想の裏切りもありつつも、「もらえない」と「ダウンした」が6割以上を占める厳しいボーナス結果となった。
ボーナス予想では「ボーナスにあまり期待しない」という悲観的な意見が多かったが、結果を見てみると「不満だ」と回答する人が6割以上もいることがわかった。
そんなビジネスパーソンの悲痛な叫びに耳を傾けてみると・・・
●ここのところ、毎回下がる一方です(30代前半 男性)
●これまでの支給額として、一番低かった(20代後半 男性)
●もらえるはずの金額の3分の1しかない(30代後半 女性)
●ローンが払えない(20代前半 男性)
予想以上の減額に落ち込む声もあれば、想定していたものの、現実を受け止めきれないなど
あまりにも切実すぎる声がたくさんあった。
また、中には下記のような怒りの声も寄せられていた。
●安すぎる。成果が反映されない。(20代後半 男性)
●会社の存続が危ういって言うのに満足に仕事もしない役員部長に年収1000万も出して、一般社員は賃金カットのボーナス3年連続無し!これって変でしょう!(30歳前半 男性)
●転職したがこのような低い金額は新人時代以来であり驚いている。しかし、これが現実だと受け入れなければならないと言い聞かせている。(20代後半 女性)
不満爆発。もう彼らの怒りはピークに達している。中でも多かったのは“成果を上げている人も上げてない人も一律の評価なのが納得いかない”“社長や役員の報酬だけ上がり、社員はボーナスゼロが続く”という意見。理不尽な人事制度にみんなもう我慢できないようだ。
ボーナスの使い道「貯蓄」と「ローン」で85.9%
改めてこの時代にもらえるボーナスはとっても貴重!その大切なボーナスのみんなの使い道は予想と比較すると「貯蓄・投資」が一気にアップ!娯楽や勉強に使う予定だったものをあまりにも余裕がないので「貯める・増やす」への行動へとつながったのだろう。
また、ボーナスの使い道を「娯楽」と答えた方の購入品は「地デジテレビ」「夏のスーツ」「PC」など実用的なものが目立つ。旅行はほとんどが国内。海外でもハワイやヨーロッパよりもグアム、という傾向にあるようだ。休みはあっても遊ぶお金がないというのは私自身もそうだが、なんとも虚しいものだ。。
今回のボーナスを通じて「転職意欲が高まった」42.5%
今回のアンケートで一番驚いたのはこの結果。今回のボーナスを通じて転職意欲が高まった、という意見が予想の35.4%から42.5%と大幅アップ!「わからない」「転職する気はない」と答えていた人が「転職したい」と思えるほどの厳しい結果だったことがうかがい知れる。
転職はいつか・・・と思っているあなた、この不況下でも業績を伸ばしている会社、個人業績を尊重してくれる会社はたくさんある。ぜひtypeでよい転職を!
さて、いかがだっただろうか。今回の結果を受けて改めて「転職とボーナス」の関連性を感じるとともに 理不尽な給与制度の仕組みの会社が多くあることを実感した。転職を考えるみなさん、頑張っても報われない、という思いを溜め込まず、正当な評価を得られる会社で精一杯頑張ろう!