業界未経験でも歓迎される職種「アドテクエンジニア」とは
2014年アベノミクス効果により、日本の総広告費は前年比101.4%と2年連続で増加している(株式会社電通「2013年 日本の広告費」より抜粋)。そんな広告市場の中でも急速に成長しているのが「インターネット広告」だ。現在、このインターネット広告のROIや収益性を最大化する技術、アドテクノロジー(以下、アドテク)領域におけるエンジニアの採用が活発化している。求人広告では、「アドテクノロジーエンジニア」や「データマイニングエンジニア」、広告効果を高めるUI、UX設計を行う「フロントエンジニア」などの職種名で打ち出されている。この求人はニーズが拡大している一方で、経験者が少なく採用に苦戦している企業が多い。そこで各企業、アドテクの経験者でなくとも、JavaやPHP、C言語等による開発経験があり、アドテク領域に興味があるエンジニアへと枠を広げて採用を進めている。
エンドユーザーとの距離が近い仕事への転身を望むなら、今が旬のアドテク領域へ
他分野の開発業務からアドテク領域へシフトすることで、エンジニアが得られるメリットとは何だろうか。第一に、効果が可視化される点が挙げられるだろう。広告は結果が数値として表れるため、システム改善の効果がすぐに分かる。さらにエンドユーザーからダイレクトにレスポンスが返ってくることもこの仕事の特徴だ。 また、まだまだ発展途上のテクノロジーのため、技術的に解決できる領域が非常に大きい。 自身の作り上げたものがすぐにビジネスへ反映されていく過程は、他の領域ではなかな味わえないアドテクエンジニアならではの醍醐味だといえる。
今後さらに成長が予測されているアドテク領域。アドテクの経験や知識を身に付けることで、将来的に自身の市場価値アップへと繋がる可能性は高い。将来役立つスキルを身につけたいと考えているエンジニアは、チャレンジしてみる価値のある領域の1つではないだろうか。
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取材・文/小林由乃(@type編集部)