トレンド Vol.272

拝啓 夏フェス童貞の皆さまへ ~ あなたをひとつ上のリーマンにする、夏フェス注目アーティストの曲【連載:リーマンマイク】

リーマンマイクが選ぶ“アガる”プレイリスト
営業マンに捧ぐ、俺たちの鎮魂歌(レクイエム)
「営業」という職種。やりがいは大きいものの、その仕事は楽しいことばかりではない。テレアポで冷たく断られたり、訪問先で怒鳴られたりと、営業マンの毎日はストレスフル。そんな疲弊した営業マンたちの心を慰め、再び気持ちを前に向かせるため、HIPHOPグループ、リーマンマイクが立ち上がった。MCを務める6人全員が営業に携わっているリーマンマイク。そんな彼らが選ぶ「くたびれた営業マンの気持ちをアゲる曲」を聴け!
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リーマンマイク DJりつじんリーマンマイク唯一の音楽人。DJ歴35年。乳飲み子のころから乳房でスクラッチを繰り返していたという筋金入り。地方ライブに行きたいがためインフルエンザと偽り会社を欠勤した経験あり。スーパー音楽オンチな6MCのラップを日々徹夜で修正しているため、会社のトイレで居眠りが常

今回のテーマ:拝啓 夏フェス童貞の皆さまへ ~ あなたをひとつ上のリーマンにする、夏フェス注目アーティストの曲

営業typeをご覧の皆さま、はじめまして。DJりつじんです。

もう梅雨が明けますね。リーマンマイクにとって梅雨明けは海開きならぬ「フェス開き」。
夏フェスとは10年前は音楽マニアのたむろする場所、にわか音楽マニアが踏ん張って参戦する場所でした。ところがその市民権はいまや港区のリーマンから離島のOLちゃんにまで達するほどに。

吹き出る汗をフキフキしながら、ペコペコしているリーマン諸兄方。暑苦しい中、上司やお得意先にお小言を喰らって大変ですよね。合コンもOKですけど、たまには仕事のテリトリーを完全に抜け出してみませんか?夏フェスの先にはペロリと一皮むけたあなたが待ってます。

というわけで。あなたを夏フェスにいざなう名曲の数々をオールジャンルでお届けします。チャラMCのチャラい連載よりもすこ~しだけ「音楽」に寄った内容です。夏フェス食わず嫌いの方、ぜひ爆音でCHECK OUT!

【ワールドクラスの“すっごいよっ一体感”】
▼UNDERWORLD/『Rez』

港区界隈では、飲み会のコールに「すっごいよっ一体感」が使われ始めているとか。ですが、この曲の一体感たるや、南極のペンギン達も鼻歌で歌えるほど。冒頭のシーケンス0.5秒で地鳴りが起こります。バージョンはいくつか存在しますが、オススメはなんと言ってもライブ版。しかもこの曲は日本でのライブがCDに採用されています。隣のOLちゃんたちと一緒に一体感を感じてください。

【変幻自在のバンドサウンドの渦に飛び込め】
▼TORTOISE/『Crest』

ポストロックバンドとして名を馳せるTORTOISE。彼らのライブは海外公演も含めて10回以上見ているのですが、これは多くのライブでラストを飾るドラマチックな曲。こういうジャム要素が強いバンドはジャムで終わりがちですが、どの曲にもストーリー性があり思わず引き込まれるのが彼らの特徴。バンドメンバーが自在に楽器を換えるのもライブならではの楽しみ。TORTOISEのライブ好きなんだよねー。と言えるオトナはだいぶ夏フェスマスターですよ。

【夏フェスでダクダク青春まみれ】
▼岡村靖幸/『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』

アーティストが尊敬するアーティストランキングで常に上位に居続ける“和製プリンス”こと岡村靖幸。デビューからの足跡は皆さんご存知のはず。もちろん音源も最高なのですが、彼の真骨頂はライブ。180cmを超える身長ながら、信じられないダンスとともに歌い上げます。ライブでは青春汁に溢れた歌詞を連発。時に思うのです。僕はあと何回岡村靖幸のライブに出会えるのだろう……と。そして聞く度に思うのです。サラリーマンになっても青春って終わらせなくていいのだ、と。散々『カルアミルク』と悩んだ末にこの一曲をセレクト。

【進化系EDMをあなどるなかれ】
▼Major Lazer & DJ Snare/『Lean On (feat. MØ)』

「EDMのパーティって似たような曲ばかりだなぁ」とDJの僕も感じてます。ある音楽が世界を席巻すると同じようなサウンドが一気に広がるのです。僕らもちゃっかりその恩恵にあずかってますが……汗。会場はみんな肌もろだし。毎回ドラムが、デ、デ、デ、デ、デデデデデデデデーン!サビ!でオーディエンスドカーン!が定番スタイル。ところが並み居るEDM楽曲の中でも、異才を放つこの曲には驚きました。ゴリゴリでもないし、かといって静かでもない。EDMに偏見をもたれているリーマン諸兄、DJ Snakeはチェックですよ。スマホのプレイリストに忍ばせておくと、OLちゃんからひと味違う視線を受けられます。

【演奏に感動、オーディエンスに感動】
▼Radiohead/『Burn The Witch』

来日が望まれていた海外アーティストほど期待感が高まるもの。Radioheadはその筆頭。「早く出てこい」「早く聞かせてくれ」「最近のトムを生で見たい」などなどオーディエンスのキラキラした眼差しまでも楽しめます。数万人を超える人が感動するのです。間違いなく「もらい感動」しますよ。月曜にスッキリした顔で電車乗れます。取り上げるのは5年ぶりのニュースアルバムからの先行シングル。イントロが流れた瞬間会場のボルテージが上がること間違い無し。ここでも一体感!

【癒しの夏フェス@20:00~】
▼クラムボン/『Folklore』

夏フェスの最大の楽しみは夜を迎えること。暑い日中のライブでヘトヘトになったカラダを癒やしてくれるバンドと過ごすのが通の楽しみ方。オススメはクラムボン。デビュー当初からライブを追いかけているのですが、ライブ中の多幸感が邦楽バンドの中でも群を抜いています。3ピースというとロックな印象かもしれませんが、それをピアノとベースとドラムでやってのけます。この曲はライブの定番であり、名曲。もし気になるコと隣で見れば、必ず距離が縮まります。とにかく一度夏フェスの夜をクラムボンで。(今年あるかな?)

【聞いてるだけでオシャレの仲間入り】
▼Disclosure/『Omen ft. Sam Smith』

Disclosureのライブは夏フェスの要素がすべて詰まった“幕の内弁当型”。DJ、生演奏、生歌、VJ、全部込み。HOUSEミュージックの物足りなさにアツーい温度が入った2010年代の音です。
特にボーカルの使い方は、エレクトリックなユニットの中でも群を抜いています。センスが良くて、オシャレかつスモーキー。この一曲を懐に忍ばせておけばヨレヨレのTシャツを着ていてもユーズド加工の新品と勘違いされることでしょう。Disclosureですよ?ディスクロージャー。覚えておいてください。

【サラリーマン夏フェスさ行ぐだ!】
▼リーマンマイク/『真夏のリア充』

リーマンマイクが初めて大型夏フェスに出たのは2年前。当初は出演を会社の人間に話しても信じてもらえませんでした。ところが最近になると今年はどんな夏フェスに出るの?といった具合に。サマソニの最終審査日、僕は出張で行けず音源だけを彼らに託しました。出演が決定した瞬間、電車の中で「ひゃあ」と叫んじゃったのがいまだに記憶に残っています。見るのも“リア充”ですが、出るのも“リア充”ですよ。

いかがでしたか?今年の夏フェスまだまだ間に合いますよ!?フェス焼けが嫌?ふふふ……そんな小さいことを気にしていたら大きな仕事なんて取れませんよ!さぁ会社ケータイの電源OFFってGO!
リーマンマイクは今年も夏フェスにお邪魔します。では会場でっ!

『Apple Music』プレイリストダウンロード

今回紹介した曲をまとめたプレイリストは下記リンクからダウンロードできます。
※プレイリストのダウンロードには『Apple Music』への登録が必要です。

『拝啓 夏フェス童貞の皆さまへ ~ あなたをひとつ上のリーマンにする、夏フェス注目アーティストの曲【俺たちの鎮魂歌】』

※『リーマンマイク』とは……
デビュー曲『合コン歌』のギリギリのリリックや、曲のノリの良さから話題になっているHIPHOPグループ。1stアルバム『リーマンアルバム』はiTunesヒップホップアルバムチャートで1位を獲得した。今井華が参加する『渋谷合コン歌~#すっごいよっ一体感~』で5月25日にメジャーデビュー

▼リーマンマイク feat.今井華/『渋谷合コン歌∼#すっごいよっ一体感∼』

◆過去記事の一覧はこちら
⇒『リーマンマイクが選ぶ“アガる”プレイリスト 営業マンに捧ぐ、俺たちの鎮魂歌


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