月末!期末!Q末!とにかく成約にこだわりたい時期に着けたい“クロージングネクタイ”をご提案【連載:松はじめの今月の1本】
オーダースーツコンシェルジュ/株式会社ボットーネ 代表取締役 松 はじめ自動車のセールスマンを経て、修業の後、2006年に新宿にテーラーを開業。09年に看板のないオーダースーツサロン『ボットーネ』を設立。11年に同店を表参道に移転し、日本一予約が取りづらいサロンに育てる。クライアントには一部上場企業経営幹部や現役プロスポーツ選手をはじめ、著名人や舞台俳優など、2千人以上の顧客を抱える。かつて営業マンだった経験から、ビジネスシーンで好印象を残す着回しのコンサルティングも得意
8月のテーマ:期末の追い込みに勝負をかける時の1本!
まもなく9月。半期・通期の期末であったり、四半期の〆月であったりと、特に数字が要求され、最終日には「達成まであと1件!」のようなケースがあるかもしれません。
ひとつひとつの商談を大切にこなしつつも、一件でも多くの成約を勝ち取り、成約数にこだわりたい。今回はそんな時期に身に着けてほしいネクタイをご紹介します。
情熱の赤で心を動かす!
ここぞというときのパワータイ
パワータイ、その名前からしてアグレッシブな印象ですが、例えば米国オバマ大統領もここぞという場面の演説で身に着けているのがパワータイ。過去には、ブッシュ大統領もイラク戦争の際などには戦略的に使用していました。最近ではドナルド・トランプ氏が熱弁を振るう場面では、必ずといっていいほど身に着けていたのもパワータイです。
その名から連想できるように、身に着けているだけでパワーが沸いてくるようなタイですが、基本的には赤。赤くてパワフルなネクタイを総称してパワータイと呼びます。
赤は情熱の色であり、人間の血液の色。見ているだけでも血圧が上がり、赤いカーテンの部屋で過ごしているだけで体感温度が3度上昇するという研究もあります。そのため、絶対やる! という強い意思を表現し、アピールしたい場面では非常に有効です。
ただし、攻撃的な色ですから、反対に謝罪のシーンには向かないのはお察しの通りですが、実はもう1つ欠点が……。
それは「目立ちすぎる」ことです。
強いアピールは悪いことではないのですが、相手の印象にも強い印象を残します。もし上司が、鮮烈な赤ネクタイを月初に身に着けていたら、「お! やる気だな」という印象を受けるかもしれませんが、こう考えてみてください。その上司が、別のスーツ、別のシャツでも、2日連続でそのネクタイを付けて登場したらいかがでしょう?
「あれ? 昨日と同じネクタイだな」と思うかもしれませんね。
そうなのです。印象に残りやすいタイなので、身に着けるシーンを選んで、頻度としても少し間隔を空けるほうがいいのです。そういった意味でも戦略的なネクタイといえますね。
今回選んだタイは、小さい模様の入った赤いタイ。あまりに強い赤だと、印象に残り過ぎる、攻撃的過ぎる、といった側面を懸念してしまい、なかなか選ばないかもしれません。しかし、日常的に使いやすい範囲で赤系のタイを1本揃えておけば、期末もエネルギッシュに商談を1件、また1件とまとめられるはず。期末は登場頻度が増えるタイかもしれません。
【着こなし例1】
ネイビースーツ×白シャツでコーディネート
ネイビーに白シャツという王道鉄板のコーディネートの中に、赤を取り入れたコーディネート。とはいえ、無地の真っ赤ではないので馴染みます。選挙の際の政治家のスタイルを見ても、このトーンは見かけるかもしれません。野暮ったく見せないために、スリムでフィットしたスーツを着ることをオススメします。
【着こなし例2】
チャコールグレー×ブルーのシャツでもOK
グレーのスーツに合わせても、まず飛び込んでくるのが胸元のタイの色。クレリックシャツなどで爽やかにまとめれば、一層タイが際立って、強いアピールに繋がるでしょう。あまりライトすぎるグレースーツには浮いてしまうので、ミディアムグレーやチャコールグレーのスーツに合わせる方がオススメです。
松はじめさんが選んだ「今月の1本」を読者プレゼント!
こちらのプレゼントは、『@type』会員様限定のプレゼントです。
会員登録(無料)がまだお済みでない方は下記のフォームより登録をしていただき、ご応募をお願い致します。
応募締め切り:2016年9月4日(日)
抽選結果の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
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▼お取り扱いオーダーアイテム
オーダースーツ/オーダータキシード/オーダーコート/オーダージャケット
▼HP
http://bottone.jp/
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