ジャケパンと相性抜群! カジュアルすぎない「ちょうどいい」タイで顧客の心を開かせる【連載:松はじめの今月の1本】
オーダースーツコンシェルジュ/株式会社ボットーネ 代表取締役 松 はじめ自動車のセールスマンを経て、修業の後、2006年に新宿にテーラーを開業。09年に看板のないオーダースーツサロン『ボットーネ』を設立。11年に同店を表参道に移転し、日本一予約が取りづらいサロンに育てる。クライアントには一部上場企業経営幹部や現役プロスポーツ選手をはじめ、著名人や舞台俳優など、2千人以上の顧客を抱える。かつて営業マンだった経験から、ビジネスシーンで好印象を残す着回しのコンサルティングも得意
10月のテーマ:砕けすぎず失礼にならず、リラックスした一本!
いざ決定権者と面談、しっかり事前に下準備をして、いざ訪問。ところが、どうも先方のガードが固く、質問も空回り。なかなか本当のニーズを引き出せず、突き刺さるような提案もできず、無難に終わってしまう……。
そんな商談にはこのタイです。
リラックスムード漂う擬紗(ぎしゃ)織りのネイビータイ
シルクではあるものの、ややカジュアルな風合いが漂う、ネイビーの擬紗(ぎしゃ)織りのタイはいかがでしょう?
ウールタイやニットタイなどのはっきりとカジュアルなテイストが漂うネクタイでは、さすがに取引先企業訪問においては緩い印象となってしまう可能性がありますが、いつものタイでは堅すぎる。
いわゆるシルクのタイというのは、朱子織り(しゅすおり)という、表面がつるんとしていて光沢感の出る織り方で、例えばフォーマルのタキシードの衿や、ボウタイ(俗にいう蝶ネクタイ)の織り方も朱子織り。これは経糸に横糸を絡ませる際に、1本潜って1本出る、というような織り方ではなくて、1本潜って10本目で出る、というような織り方なのです。
擬紗織りのタイは、素材こそシルクですが、編み込みがしっかりされてややカジュアルな印象になり、ドレッシーでエレガントなスタイルではなく、やや寛いだ印象になります。
色は茶なども素敵ですが、カジュアル度は高まるので、とりあえず1本ネイビーを持っておけば、コーディネートを問わず合わせられ着回しの幅が広がり、カジュアルダウンし過ぎず着用できるので、数多くのシーンで着用できるでしょう。
初回訪問から心を開いてもらい、本音を引き出し、真のニーズを見つけ、次回はさっそく解決策の提案へ。相手の警戒心を解き、失礼がない範囲でリラックスした印象を与えるには、こうした擬紗織りのタイがピッタリです。
こうしたタイは、ジャケパンスタイルとも相性抜群。あまり堅くなりすぎない方がいいIT企業へのプレゼンテーションではジャケット&パンツに、擬紗織りのタイを締めてみてはいかがでしょう?
【着こなし例1】
グレンチェックスーツ×パープルシャツでコーディネート
グレンチェックなどの柄スーツの場合、タイで柄を重ねていくよりも無地をうまく取り入れると上品です。また白のシャツ以外に、カラーを取り入れて。コーディネートに悩むチェック柄スーツには、擬紗織りのネイビータイで表情をつけてみてはいかがでしょう?
【着こなし例2】
ネイビーのジャケットスタイルに合わせる
スーツではなく、ジャケット&パンツで合わせれば、きちんとした印象の中に、より寛いだ印象を残せます。特にジャケットスタイルの場合にはノーネクタイという方も少なくないなか、ジャケットに合うタイを身に着けているだけでも好印象。普段のネイビージャケットにグレーパンツで、トラッドに合わせてみてはいかがでしょう?
松はじめさんが選んだ「今月の1本」を読者プレゼント!
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オーダースーツ/オーダータキシード/オーダーコート/オーダージャケット
▼HP
http://bottone.jp/
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