転職 Vol.470

こんな職務経歴書では絶対に受からない! 営業職が書類選考通過のために見直すべき5つのNGポイント

希望の企業に内定を得るためには、採用担当者に好印象を与える職務経歴書を作成することが必要不可欠だ。同等の職歴を持っている人同士でも、書類の書き方一つで合否が分かれてしまうパターンも多い。

ではどうすれば、「選考を通過する」職務経歴書になるのだろうか? 「いつも書類選考で落ちてしまう……」という営業マンが今すぐ見直すべき5つのポイントを、type転職エージェントの大北健一朗氏に教えてもらった。

《こんな職務経歴書では絶対に受からない!》
NG1.数字でアピールしていない
NG2.失敗経験を他責にしている
NG3.現職のミッションが具体的でない
NG4.自己PRが明らかにコピペ
NG5.写真添付を忘れた・誤字脱字などの小さなミスがある

では、それぞれのNGポイントをどう改善すべきなのだろうか。具体策を見ていこう。

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type転職エージェント キャリアアドバイザー 大北健一朗 氏販売職を経験したのち、モノありきの営業・提案ではなく自分自身のサービスそのものが試されるシビアな環境を求めて転職活動を始める。
自分自身が転職活動をする中で、転職=人生を変えるチャレンジなのだと認識し、type転職エージェントのキャリアアドバイザーに転身。営業職の方々の人生の転機をサポートすべく、日々邁進している

NG1.数字でアピールしていない
⇒誇れる達成率や売上がなくても、仕事を数値化して伝えよう

「『営業社員100人中3位の成績を収めました』、『達成率130%でした』など、自分の実績を数字で示すことは職務経歴書作成の基本。採用担当者は、あなたの業務スキルを客観的な事実で知りたいと思っているからです。しかし中には、特に数字でアピールするポイントがないからと、抽象的な表現でごまかしてしまう人もいるのではないでしょうか。そのような場合でも、例えば以下のように数字で取組みを表現してみることをオススメします。

・部署内の一人あたりの平均訪問社数は1カ月20社だったが、私は1カ月30社を目標としており、半年連続で達成していた。
・1日平均100件のテレアポを行っていた※同期平均は1日50件

数字は成果だけではなく、営業プロセスやインナー目標の達成などのアピールにも使えるので、必ず何かしらの数字を盛り込むことを意識してみましょう」(大北氏)

NG2.失敗経験を他責にしている
⇒失敗経験はそのまま書いてもOK。どうリカバリーしたかをアピールしよう

「例えば売上が下がってしまった時期について『他社の新商品が出てシェアが奪われてしまったため』、『会社の方針が変わってしまったため』などと書く人がいますが、このような言い訳は逆にマイナスに捉えられがち。転職して何か問題があった時に、同じように他責にするのではないかという悪印象を与えてしまいます。

実は失敗経験は、そのまま事実として書いてしまっても問題ありません。その代わり、その失敗をどうリカバリーしたか、という行動のアピールが大事です。失敗経験を書く場合、例えば以下のように書いてみてはいかがでしょうか。

・他社の新商品が出てシェアが奪われたので、顧客のニーズを再調査していた
・会社の方針が変更して会社がバタついている間に、休眠顧客へのアプローチをしていたため、成果を出すのに時間がかかった

どうリカバリーしたかの行動が、転職先でのあなたの仕事ぶりを採用担当にイメージさせることができます」

NG3.現職のミッションが具体的でない
⇒どんな仕事をしていたのか、具体的に伝える

「現在の仕事内容を『A社にてルート営業に従事』などと書く人がいますが、それでは抽象的過ぎます。自分の仕事にはどんなミッションがあって、そのために何をしているのかをより具体的に書いた方がいいでしょう。

・建築業の企業を中心に○○の改善のため、総務担当者に対して、1日平均3社訪問している

例えば上記のように現職の内容を具体的に伝えられたら、採用担当者もあなたの仕事に対するイメージが湧きやすくなります」

NG4.自己PRが明らかにコピペ
⇒完璧ではなくてもいいから、自分で考えて書く

「『私は客観的な視点を持つことができます』、『目標達成に対する意欲が強いです』など、誰にでも当てはまる自己PRを書く人は、本当に多いです。明らかにどこかのサイトから真似(コピペ)したような文章は、採用担当者ももう見飽きています。それよりは、完璧な言葉ではなくても自分の頭で考えて、オリジナリティーのある文を記載する方が好印象でしょう。

自分で考えてみても『何だかコピペのように見えてしまうかもしれない……』と不安な方であれば、より具体的なエピソードを添えるなど注意してみましょう」

NG5.写真添付を忘れた・誤字脱字などの小さなミスがある
⇒書類提出前に必ず第3者に確認してもらう

「職務経歴書は、新しくて正確な状態で提出するものです。重要な書類にも関わらず『何度も確認したし、自分に限って、凡ミスすることはないだろう』と思っている人は多いもの。しかし実際は、何かを忘れていたり簡単なミスをしている人をよく見ますね。

また、明らかにスマホで自撮りした写真やプリクラを証明写真に使用している人もいます。本人的にはおかしくないと思っていても、一般的に見て変な箇所はないかチェックするためにも、書類を作成したら絶対に第3者に目を通してもらうべきです」

職務経歴書は、最終面接まで選考の参考とされる重要な書類。当てはまったNGポイントはしっかり見直して、早々に転職活動の第一関門を突破していこう!

取材・文/大室倫子(編集部)

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