転職 Vol.506

こんな「逆質問」は絶対NG! 採用担当者に“ムダな面接”と思われる鉄板NG質問

面接の最後に、採用担当者から「何か質問はありますか?」と聞かれることがある。いわゆる面接の「逆質問」だが、一体どんなことを質問すれば“デキるビジネスマン”というイメージを与えられるのだろうか。

type転職エージェントのキャリアアドバイザー・加藤美季さんによると、実は「逆質問の意図が分からず答えてしまって、面接官(採用担当者)に悪い印象を与えてしまう営業マンは少なくない」んだとか。

ではどうすれば、「逆質問」をうまく切り抜けられるのだろうか? 「逆質問における面接官の本音」とともに教えてもらった。

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type転職エージェント キャリアアドバイザー 加藤美季さんブライダルジュエリーの販売と店舗の店長を経験後、type転職エージェントのキャリアアドバイザーに転身。営業職経験者を中心に、転職者に「寄り添ったカウンセリング」をモットーに転職希望者に向き合っている

NG質問「入社後のフォローを教えて下さい」
⇒面接官の本音「いつまでも“お客さん状態”はやめてほしい」

「まず大前提として、面接における『逆質問』は聞きたいことを聞く時間ではなく、質問を通して意欲をアピールする時間だと思ってください。質問をした方がいい、ではなくしなければならないと考えてもいいです。

単純な質問をする時間ではないので、いつまでも『教えて下さい』のスタンスではいけません。自分が社員になった仕事のやる気が伝わるような質問を心掛けましょう。

・入社するまでに何か勉強すべきことありますか?
・トップの営業マンはどのくらい売っていますか?
・転職するにあたって自分と同じような新人はどんなところで躓きやすいですか?

など、自分が入社したときに参考になるような情報がほしい、という姿勢をアピールをするといいでしょう」(加藤さん)

NG質問「1日の働き方のモデルスケジュールを教えてください」
⇒面接官の本音「時間稼ぎのための質問、はお互いに時間のムダ」

「面接官は、応募者が『逆質問のタイミングで、何かしら質問をしなければいけない』と考えていることを知っています。なので、『質問をするための質問』、つまり時間稼ぎのような質問にはウンザリしてしまいます。

例えば採用HPに載っている情報なのに『1日の働き方のモデルスケジュールを教えてください』と言われると、調べて分かることを聞かないで……と思ってしまいますね。なぜその質問をするの?と聞かれた時に答えられないような“ムダな質問”は、自分のためにも面接官のためにも、するべきではありません」(加藤さん)

NG質問「残業時間はどれくらいですか?ちゃんと休めますか?」
⇒面接官の本音「やる気が感じられない質問は面接中にしないで」

「休みや福利厚生、残業時間。多くの応募者が一番聞きたいところはこういった条件面でしょう。実際に逆質問の際に聞く人は多いです。しかし質問が条件面の話ばかりだった場合は、情報取得できる代わりに面接の通過角度が極めて低くなってしまう恐れがあります。

採用担当者から『面接の途中まではよかったんだけど、逆質問でやたらと残業時間を気にしていたから選考通過させづらかった』と聞くパターンは多いですよ。残念ながらこういった逆質問は、面接官が『通過させたくなくなってしまう心理』が働きやすいポイントだと思います。

もし面接中に質問するとしたら、『今後は生産性の高い働き方をしたいと思っていますが、御社は効率的な働き方が評価される環境でしょうか?』など、前向きな質問の仕方になるよう注意したいですね。

面接の場では条件面についてあえて触れずに、転職エージェントを介して質問してみたり、口コミサイトを見たり、現場社員との面談や、内定後の条件面談の機会がある際に聞いてみるというのもいいと思います」(加藤さん)

面接は採用担当者とのコミュニケーションの場。多くの応募者と面接を行うであろう採用担当者の本音も考慮しながら、お互いに気持ちよく選考を進めていきたいものだ。

取材・文/大室倫子 文/福田桃子(共に編集部)

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