転職Vol.546

【20代の転職失敗談】アパレル店員はもう限界。憧れの一般事務職に転職した女に待っていた「大好きだった洋服をフリマアプリで売る日々」

@type編集部が回避法をレクチャー!
先輩たちの“転職失敗”体験談
入社した会社でまずは数年頑張らなきゃ、なんて一昔前の話。今では20代の転職希望者も、若手を採用したい企業も増えてきた。 とはいえ「そろそろ自分も……」と思っても、初めての転職は分からないことだらけ。せっかくの貴重な20代を、失敗で終わらせたくない! そこで、@typeに訪れた「20代で転職に失敗した人」たちのエピソードを、@type編集部のアドバイス付きで紹介。先輩たちの経験談から、‟失敗転職”の回避法を学んでいこう

30歳(独身女性・年収300万)A子さんのケース22歳 東京の服飾系大学を卒業後、アパレル販売員として就職(年収350万)
25歳 店長に昇格、激務が続く(年収400万)
28歳 大手製造メーカーの一般事務職に転職(年収300万)
転職活動期間:3カ月
希望条件:ワークライフバランス重視(土日祝休み、残業20時間以内、通勤1時間以内)、福利厚生の充実
妥協した条件:正社員を希望していたが契約社員として入社、業界未経験
応募社数:60社、書類選考通過:15社、1次面接通過:5社、内定社数:3社

「やりがいはあるけどもう限界」アパレル店長の仕事から今すぐ逃げたくなった

現在30歳のA子さんが転職を考え始めたのは、20代半ばの頃。新卒入社したアパレル企業で、販売員として働いていた。

「大学で服飾を学んでいたので、自然な流れでアパレル企業に就職。入社した会社は、面接の時からアットホームな雰囲気で、とても穏やかな社風が気に入っていました」

仕事のやりがいを感じながら、順風満帆にキャリアを積んできたA子さん。入社3年目では、大きな店舗の店長を任されることになった。「責任あるポジションを任されてしばらくは、やる気に満ち溢れていました」と語るが、徐々に仕事が辛くなってしまったという。

「大きな店舗での店長業務は、売上ノルマを達成することにとてもやりがいを感じていました。しかしその分、ほとんどの時間を仕事に奪われていて……。休日返上で働き詰めの毎日でした。プライベートな時間がほとんど確保できないことに、心身ともに疲れてしまったんです。

将来もこのままの生活を続けていくのは無理だと判断し、転職を決意しました。辞めたいことを上司に伝えても中々上に伝えてもらうことができずに、退職できたのは決意してから1年後。時間はかかってしまいましたが、前の仕事を辞めたことに未練はありませんでした」

アパレル店員はもう限界

応募社数は60社。念願の「一般事務職」への内定が決まったが……

「激務に疲れてしまったので、土日休みで体への負担が少なく、未経験でもできる事務職に転職しようと思いました。片っ端から転職サイトを使って応募してみましたが、実務経験がなかったので書類で落とされてしまうことがほとんど。念の為、事務職以外も応募をしてみましたが、書類が通過したのは希望していない営業職ばかりでした。

当時はとにかく仕事に疲れていたので、年収が下がっても良いから穏やかに働けるところを探しました。営業職として内定が出た企業もありましたが、どういった条件で働いていくのが自分にとってベストなのか、最後までとても悩みましたよ」

最終的に、A子さんが内定をもらった企業は3社。 なぜ今の勤務先に転職を決めたのだろうか。

「内定を辞退した1社はアパレルメーカーの営業職。給料は前職より50万円下がるのに、営業職は忙しそうなところが懸念点だったので辞退することにしました。

2社目はアパレル商社の営業事務職。こちらは年収が80万円ほど前職より下がるのですが、希望していた事務職の正社員でした。

この2社を内定辞退して、今の転職先を選んだのは、ずばり『大手企業』だったことです。希望の土日祝日休みで、残業も10時間以下、大手だから福利厚生もしっかりしていて……まさに希望通りの条件でした。初めての事務職でしたが、とても穏やかな人が多い職場で、分からないことも丁寧に教えてもらえそうだと感じました」

大手企業の一般事務職として、希望通りの転職ができた。しかしA子さんは入社2年目にして「この転職は失敗だった」と後悔している。それはなぜか。

「サポート業務が多いので任される仕事も少なく、だんだんとやりがいを感じなくなってきたんです。また、給与面では月の手取り額が約8万円減・契約社員のためボーナスもなく、年収にすると約100万円のダウン。急に月々の生活が苦しくなり、自炊をしてお昼はお弁当を持参したり、フリマアプリで洋服を売って臨時収入を得るなどしてやりくりしています。

フリマアプリでやりくり

以前は、金額を気にせず飲みにいったり、長期休暇は海外旅行に出かけたりしていましたが、今は生活するので精いっぱいで……。友達に誘われてもお金を気にして断ってしまうことも増えました。その結果、友達付き合いが悪くなり、休日は家で過ごすことが増えたので、気分は落ち込む一方です」

「辞めたい気持ち」が先行すると、本当の希望条件が分からなくなる

「転職時に一般事務職だけに強くこだわったことを後悔しています。一般事務職なら残業もないし、仕事の負担が少ないだろうという先入観があり、やりがいや金銭的な充実まで考えきれてなかったんです。いくら残業がなくても、使えるお金がなければ生活は充実しないことも分かりました。

特に後悔しているのは、20代後半での一般事務職への転職は、特化した能力が身に付きづらいということ。次に転職を考えたときに活かせるスキルが学べないと感じています。焦って資格習得の勉強にも励んでみましたが、実務で使う機会がないと、勉強も長くは続かないんですよね。結局、勉強は途中で諦めてしまいました。

長い目で見ればやはりスキルを身に付けることは必要なので、事務職でも経理や秘書など他の会社でも経験を活かせるような職種につけばよかったと思っています。今も転職をしたいと思って活動していますが、なかなか書類選考にも通らず、今以上にいい条件の会社もほとんどありません」

@type編集部からのアドバイスをCHECK!

@type編集部
@type編集部・ミツコ

A子さんのように、「残業が少なそう」、「仕事が楽そう」といったイメージで、事務職への転職を希望する女性は少なくありません。しかし「とにかく事務職になれればいい」と安易に転職先を選ぶと、後悔してしまう可能性が高いということがお分かり頂ける事例だと思いました。

後悔しないためには、自分が働く上で大切にしたいことや、自分に合った社風、仕事内容までしっかり熟考した上で転職先を選ぶことが大切です。

例えばA子さんの場合は、「アパレル店長の仕事が忙しすぎる」ことが転職の理由でした。仕事内容や、責任ある仕事自体にはやりがいを感じていたとのことなので、無理に「転職するのは事務職だけ」と視野を狭める必要はなかったのではないかと思います。

また、彼女のように「高いスキルを持っていれば市場価値が上がる」と考える人は少なくないですが、事務作業の機械化が著しく進んでいる今、高度なスキルがあるかどうかはそこまで重要とされません。むしろ大切なのは、“機械には代えられないモノ”を持っているかどうかです。

例えば、『この人がいると職場の雰囲気が明るくなるよね』と思われるような人間力とか、『あの人はいつもいい指摘をしてくれるよね』と思ってもらえるような課題発見能力など。そういった要素を重視する企業は多いと思うので、これからはA子さんなりの『強み』を見つけられると良いですね。

参照元:「事務=安定」はウソ!? 事務職への転職で後悔する女性に共通する3つの勘違い

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取材・文/大室倫子(編集部)

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