キャリア Vol.546

【交際0日婚・鈴木おさむの恋愛論】出会いがない? 良い人がいない?「そんなはずない!」

なんだか純粋に恋愛を楽しめない。学生時代は「ただその人が好き」というだけでよかったのに、気が付けばあの頃のピュアさを失っている……。

「仕事で忙しいから、恋愛なんて面倒くさい」
「この人は結婚相手としてふさわしい?」
「もう傷つくのは嫌」

鈴木おさむさんが初めて映画監督を務めた『ラブ×ドック』で描くのは、「恋はしたいけれど、もう失敗はしたくない」という、吉田羊さん演じる大人の女性の恋模様。恋に消極的になっている若者たちに、鈴木さんが伝えたいメッセージとは。

@type編集部
鈴木おさむ
19歳で放送作家デビュー。バラエティーを中心に多くのヒット番組の構成を担当。映画・ドラマの脚本や舞台の作演出、小説の執筆等さまざまなジャンルで活躍。2002年10月には、交際期間0日で森三中の大島美幸さんと結婚。『TOKYO FM 鈴木おさむのよんぱち』などラジオパーソナリティーも務める

※この記事は、姉妹媒体『Womantype』から一部修正して転載しています。元記事はこちら

浅かろうが深かろうが、「いいじゃん、もっと楽に恋すれば」

今の20〜30代の人を見ていて思うのは、もったいないなぁってこと。面倒だったり傷つくのが怖かったりするのかな。恋愛をカットして生きている人が少なくないように感じます。

草食男子なんてマジでいるのかよ!? って思ってましたけど、僕の周りにも実は結構いました(笑)。守りに入り過ぎたり、リスクを恐れ過ぎたりっていうのは、本当にもったいないですよ。

僕が今回の映画『ラブ×ドック』で一番伝えたかったのは、「人生に無駄な恋なんてない」っていうことです。結婚するまで僕は超恋愛体質で、つらい恋もダメな恋もたくさんした。でも、それらの全てが人生の経験値になっています。

鈴木おさむ

主人公の飛鳥は、恋に貪欲です。「不倫はダメ」って言いながらも不倫をしちゃったり、友達の好きな人を好きになってしまったり。もちろんどっちもいけないことだし、人の家庭を壊すようなことは絶対にあってはならない。でも一方では、好きになってしまったら仕方がないとも思います。

“ちょっと好きかも”くらいの軽い恋だってすごく大事です。僕は今45歳ですが、思い出に残っているのは必ずしもディープにお付き合いをした人とは限らない。一瞬で終わった浅い恋を、急に思い出したりもします。

だから、心から好きにならなきゃいけないとか、そんな力まなくていいんじゃないかな。大して好きじゃないと思っていた人をどっぷり好きになることだってある。浅かろうが深かろうが、「いいじゃん、もっと楽に恋すれば」って思うんです。交際0日で結婚した僕からすれば、特にね(笑)。

また、盲目的に「結婚」をゴールとして目指さなくてもいいとも思いますね。年齢を重ねると「そろそろ結婚しなきゃ」って皆焦り出すでしょ? でも、それってちょっとおかしい。

鈴木おさむ

僕は結婚したいっていう人には、「なんで?」ってよく聞くんですよ。だって、日本は3人に1人が離婚すると言われているけど、離婚しようかなって思っている人はもっといるはず。別居しちゃおうかなぐらいの人も含めたら、7割ぐらいは結婚生活がうまくいっていないんじゃないでしょうか。そう考えれば、結婚のマッチングがうまくいっている人は10人に1人ぐらいかもしれない。「結婚=幸せ」っていう考えで飛びついてしまうのは浅過ぎるかな、と。

だから、結婚につながらなそうな恋愛を「無駄だ」ってばっさりカットしちゃうのはもったいないですよ。恋愛であれ仕事であれ、人生を豊かにするのは、人との出会いなんですから。

多忙を言い訳に人付き合いを断らない。それだけで人生が変わった

僕が「人との出会い」が人生において何より大事だと思うようになったきっかけは、30歳になる前に占い師から「今年、天女が現れる。出会いの場に行け」って言われたことでした。ちょっと怪しいでしょ? でも、僕はこれを信じて行動を変えてみることにしたんです。

というのも、そのころ僕は『人にやさしく』っていうドラマで初めて脚本を手掛けて、作品はヒットしたけど、正直なところ自分としてはものすごく自信をなくしていた時期だった。将来のことを考えても不安だったから、できることは何でもやろうと思ったんです。それで、どんなに忙しくても人の誘いには必ず「行く」と答えて、30分だけでも顔を出すようにしました

鈴木おさむ

すると、本当にいろいろな出会いが訪れました。うちの奥さんと出会ったのも、実はこの時期。恋愛以外にも、今の仕事につながる新しい人脈を幾つも得ましたよ。

「出会いがない」って言う人は結構多いけど、実際はどこにでもあります。仕事をしている女性だったら、事実たくさんの人とつながっているはずじゃないですか。

ただ、「出会い」のきっかけはやっぱり自分でつくらなきゃいけない。最近は合コンで5000円を使うんだったら英会話スクールに行こうとか、ジムに行こうとか、そういうタイプの人も多いですが、実利を取り過ぎてしまうのは、ちょっとどうかな?

自分への投資も決して悪いことではないけれど、人とつながるためにもっとお金を使ったらいいのにって感じることもありますね。

彼氏探しではなく、「人と出会う」ことを目的に行動をする

どうしても恋愛がしたいなら、今はいろいろな出会い方があるからそれを片っ端から試してみるのもいい。マッチングアプリだって使ってみたらいいし、バカにする人が多い街コンだって、一回行ってみればいいんです。誘われているけど行っていない同窓会とか、これまで避けてきたものにも顔を出してみたら、思いもよらない出会があるかもしれません。

ただ、「恋愛できれば幸せか」っていう話もあるから、彼氏探しではなく、「人と出会う」ことを目的にしてみてはどうでしょうか。合コンに行って彼氏が見つからなくても、気の合う友達ができる可能性はある。趣味の教室で出会った女友達が、後で夫になるような人を紹介してくれるかもしれない。どんな人との出会いでも、後で何をもたらしてくれるか分かりませんからね。

40代半ばになるとね、帰りに一杯飲みに行くことすらしんどい時があるんですよ。しかも子供は朝7時に起きちゃうし(笑)。それでも体がついていくうちは、無理をしてでも人に会う機会を持とうと僕自身も思っています。

鈴木おさむ

もしも新しい場所に足を運ぶのがどうしても億劫だと言うなら、身近な人との仲を深めてみるのも一つの手ですよ。

僕は以前、年間300本くらい映画を見る生活をしていたんですが、途中で自分の好きな映画ばかり見ていることに気づいて、「好きな映画ベスト3を教えてください」って周りの人に聞くようにしたんです。意外と皆本気で答えてくれて、「オススメしてくれた映画見たよ」って言うと本人はすごく喜んでくれる。これまであまり仲良くなかった人ともそれを機に会話が広がって、めちゃくちゃ親しくなった、なんてこともありました。

恋愛に限らず、人との出会いは、人生や楽しい瞬間を広げてくれるもの。その過程で悩みや悲しみがあったとしても、全てはいつか笑うためのフリだったりする。外に出ることはものすごくしんどいけど、楽はしない方がいい。人との出会いで得られる全てが、僕は財産だと思います。

取材・文/天野夏海 撮影/赤松洋太

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【Information】『ラブ×ドック』2018年5月11日(金)より全国ロードショー!

脚本・監督:鈴木おさむ
出演:吉田 羊 野村周平 大久保佳代子 篠原 篤 唐田えりか 成田 凌/広末涼子 吉田鋼太郎(特別出演)/玉木 宏
アートディレクション:飯田かずな 
ミュージックディレクション&主題歌:加藤ミリヤ
製作:『ラブ×ドック』製作委員会 
企画・制作・配給:アスミック・エース (C)2018 『ラブ×ドック』製作委員会
公式サイト:lovedoc.asmik-ace.co.jp

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