転職Vol.562

【20代の転職失敗談】ノルマ地獄から逃げ出したくて、27歳で転職。“理想の職場”で見た女の修羅場

@type編集部が回避法をレクチャー!
先輩たちの“転職失敗”体験談
入社した会社でまずは数年頑張らなきゃ、なんて一昔前の話。今では20代の転職希望者も、若手を採用したい企業も増えてきた。 とはいえ「そろそろ自分も……」と思っても、初めての転職は分からないことだらけ。せっかくの貴重な20代を、失敗で終わらせたくない! そこで、@typeに訪れた「20代で転職に失敗した人」たちのエピソードを、@type編集部のアドバイス付きで紹介。先輩たちの経験談から、‟失敗転職”の回避法を学んでいこう

30歳(既婚女性・年収240万円)B子さんのケース23歳 名古屋の大学を卒業後、アパレル販売員として就職(年収240万)
27歳 大手化粧品会社のビューティーアドバイザーに転職(年収240万)
30歳 結婚のため退職
転職活動期間:3カ月
希望条件:ノルマがない環境、ワークライフバランス重視(残業がない、休みがきちんと取れる)
妥協した条件:給与は据え置き、未経験の業界
応募社数:5社、書類選考通過:2社、1次面接通過:2社、内定社数:2社

ノルマに押し潰されそうな毎日。上司の厳しい追及に心が悲鳴をあげた

洋服が大好きだというB子さんは、大学を卒業後、23歳でアパレル業界の門を叩いた。

「学生時代から、あるブランドが好きで通い詰めていたんです。その会社で働きたいと面接を受けたら、熱意が通じたようで採用に。自分の好きな洋服に囲まれて働けるのはすごく嬉しかったですね」

ところがいざ入社してみると、待っていたのは厳しいノルマと上司からの激しい追及だった。憧れていた世界は幻想だったと、思い知らされたという。

「お客さまが来店したら、有無をいわさず売りつけなければいけません。商品をうまくアピールできないと、すかさず上司から呼び出されます。『今の売り方はどこがいけなかったのか考えて』と、ものすごい剣幕で圧力をかけられるんですよ。次第に日々のプレッシャーから精神的に参ってしまい、このままここにいたら心身ともにおかしくなってしまう、と怖くなりました」

プライベートでも常に仕事のことで頭がいっぱいになり、ついに限界を感じて転職を決意。「あの頃は仕事に行くのが嫌で嫌でしょうがなくて、いつも気持ちが沈んでいました」とB子さんは力なく笑う。

意識高い

大手化粧品会社は楽しく働ける“理想の職場”
……のはずだった。

「転職活動を始めてみたものの、希望するアパレルの会社で、売上ノルマがないところはなかなかありませんでした。私は販売の経験もあるし、そこそこ自信もあったのに、なぜか興味のある会社ほど落ちてしまう。そのショックは大きかったですね。

結局、内定が出たのは経験のない、大手化粧品会社のビューティーアドバイザーでした。救いはノルマがないということだけ。経験もないのにこれから先やっていけるのかと不安でいっぱいでした」

そんな胸の内を抱えながらも、新天地での生活をスタートさせたB子さん。しかし当初の不安は、意外にも杞憂に終わったという。

「前職と違ってノルマがないのは、働きやすかったですね。大手だったので研修がしっかりしていたし、待遇も良かった。最初の研修で商品知識をじっくり覚えることができたのも、安心材料となりました。厳しいノルマがない分、お客さまに心から商品をおすすめできます。いい会社に転職できてよかった、とはじめは楽しく働いていたんです

それはまさに、B子さんが思い描いていた、理想的な仕事そのものだった。ところがその後、“理想の職場”は女の愛憎うず巻く修羅場へと一変する。

「私の働いていた店舗は、あまり売り上げがよくなかったこともあり、入社して1年ほどして、本社の上司が見回りにくるようになったんです。その上司がくせ者で、理不尽なことで部下を叱ることで有名な人でした。

すると皆、上司に怒られたくない一心で仕事をするようになりました。同僚同士でお客さまを取り合うようになり、人間関係は最悪に。女同士で足を引っ張り合う働きづらい職場に変わってしまったんです。

ノルマはなくても売り上げについて責め立てられるので、また前職のような精神状態に。あげく職場の人間関係も崩壊して、前職以上に過酷な状況になってしまいました」

結局、最初の職場以上に心身の健康を害してしまったB子さん。その悪影響はプライベートまでにも及んだ。当時付き合っていた彼氏とは喧嘩が絶えなくなり、別れ話に発展。友だちと遊びに行く気力もなく、プライベートの楽しい時間まで奪われたと肩を落とす。

意識高い

「今の苦しみから逃れられると思って安易に転職してしまいましたが、よく考えれば前職の方がまだ働きやすかったですね。正直、転職しなければ良かったと激しく後悔しています。自分へ怒りすら感じるほどです。

中でも後悔しているのは、入社前の下調べが甘かったこと。あらかじめ職場を見学したり、会社の評判を調べるなど、一度冷静になって、転職先について知る時間を取っておけばよかったと思っています。

今の職場から逃げ出したいと追いつめられて転職活動を始める人も多いと思いますが、勢いだけで転職すると、その会社の本当の姿を見失ってしまいます。そこは立ち止まって、しっかり考えたほうがいいと思います」

「勢い転職」にならないために、B子さんがすべきだったこととは?
@type編集部からのアドバイスをCHECK!

B子さんの“失敗転職”は、転職前に企業風土や職場環境が合うか判断できず、働き始めて「やっぱり転職しなければよかった」と後悔された事例ですね。

転職後に「前の会社にいればよかった」と思う人には、ある特徴があるそうです。それは「周囲に流されて転職するパターン」と、「情報収集なしに勢い任せで転職するパターン」の2つ。

B子さんの場合は、まさに後者のパターンでした。

今の職場が辛いから、「何でもいいから今とは違う仕事がしたい」、「とにかく環境を変えたい」と焦る気持ちは分かります。しかし「勢い転職」は不幸のもと。事前にしっかりリサーチして、納得のいく転職を実現させてください。

ではいざ転職後に「前の会社にいればよかった」と感じた場合、どうすれば良かったのでしょうか。

まずは、第三者の客観的な意見を取り入れてみましょう。新しい環境に慣れていない時は、どうしても感情的な判断を下してしまいがち。今の職場環境や、あなたが抱えている不満は他者からどう見えるのか、友人や家族、あるいはキャリアカウンセラーなどのプロに相談してみると良いですね。思わぬ発見や有益なアドバイスを貰えるはずです。

また、今は失敗だと思っても、時間が解決することもあります。拙速に判断せず、あらゆる角度から検討し、その職場で自分の望みは叶えられるのか今一度考えてみると良いでしょう。20代で失敗してしまっても、まだまだチャレンジできる年代ですから、失敗経験を活かして次のキャリアを考えられるといいですね。

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取材・文/石川香苗子

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