転職 Vol.568

【20代の転職失敗談】大手企業を入社3年目で退職。夢だった業界に飛び込んだ25歳の末路

type編集部が回避法をレクチャー!
入社した会社でまずは数年頑張らなきゃ、なんて一昔前の話。今では20代の転職希望者も、若手を採用したい企業も増えてきた。 とはいえ「そろそろ自分も……」と思っても、初めての転職は分からないことだらけ。せっかくの貴重な20代を、失敗で終わらせたくない! そこで、typeに訪れた「20代で転職に失敗した人」たちのエピソードを、type編集部のアドバイス付きで紹介。先輩たちの経験談から、‟失敗転職”の回避法を学んでいこう
プロフィール画像
プロフィール画像

27歳(未婚男性・年収300万円)Eさんのケース 22歳 関西の有名私立大学を卒業後、大手損害保険会社の事務として就職(年収300万円)
25歳 中規模の個別指導塾に講師として転職(年収300万円)
転職活動期間:1カ月
希望条件:前職より高い給与、通勤30分以内、座って教えることのできる個別指導
妥協した条件:給与(前職より上がらなかった)
応募社数:5社、書類選考通過:3社、1次面接通過:2社、内定社数:2社

誰もがうらやむホワイト企業に就職したが……
仕事にも会社にも、全く興味が持てない

今回紹介するEさんは、新卒で大手損害保険会社に就職。事務職として入社し、安定した生活を手に入れていた。

「もともと教育業界に憧れがあり、大学の時には教員免許を取得していました。ですが就活の時、ダメ元で受けた大手損保に内定が貰えて。正直、扱っている商品や業界には全く興味がありませんでしたが、誰もが知る有名企業ですし、勤続年数に従ってどんどん給料が上がっていく会社だったんです。思わず、気持ちが揺らいで入社を決めました。

実際に働いてみると、大企業なだけあって、とても良い会社でした。仕事はきっちり定時に終わり、たまに残業があっても、もちろん残業代が支払われる。土日は休みでしたし、年に2回の長期休暇もありました。人間関係も、比較的良好だったと思います」

20代の転職失敗談

誰が聞いても “ホワイト企業”だったという前職。Eさんにとっては一体この会社の何が不満だったのだろう。

「致命的だったのは、私自身が保険商品に全く興味が持てなかったこと。繰り返される新入社員研修にも、前向きに取り組むことができず、仕事が苦痛でたまりませんでした。そこでふと、教育業界への憧れを思い出したのです。

こんなに良い会社なのに、辞めてしまっていいのだろうかと何度も悩みましたが、最終的には『一度しかない人生、好きなことをして働こう』と考え、転職を決断しました」

それはEさんが入社3年目、25歳の時だった。

「どうせ、嫌になったら辞めるんでしょ?」
面接で突きつけられた、第二新卒への厳しい言葉

いざ転職活動を始めて直面したのは、「どうしてそんなに良い会社を辞めるの?」という質問攻めだった。

「教育業界でどうしても働きたかったんです、と正直に答えても、『そのうち教育にも興味がなくなるのでは? またすぐ辞めるんじゃないの?』などと、何度も面接で聞かれました。

転職活動をしている人の中では若い方でしたし、前職の勤務年数も短かったので、長続きしないタイプだと思われてしまったようです」

厳しい現実をつきつけられたEさんだが、それでもめげずに転職活動を続けた。最終的には、職種を変え有名個別指導塾の講師として、正社員採用。憧れの、教育業界で働き始めることになった。しかし、待っていたのは前職とは全く違う、ブラックな職場環境だったと肩を落とす。

「募集要項には、手厚い研修と万全なフォローがあると書かれていて、安心していたんです。

ところが入社してみると、研修は一切なく、いきなり現場に放り込まれました。後で人事担当に聞いてみると、最初に研修があるのは、新入社員だけなんだそうです。

現場では、誰にも教えてもらえず戸惑っている僕を、邪魔者扱いするばかり。何もできずおろおろしていると、ぼんやりするなと怒鳴られ、教えてくださいとお願いすれば、忙しいのに何言ってるんだと怒られる。他の人のミスも、僕のせいにされるなど、人間関係は散々でしたね。

それと、入社してすぐに確認されたのが、終電の時間です。その後は毎日のように終電までサービス残業。一日の大半を職場で過ごし、家にも仕事を持ち帰る日々です。

人間らしい生活を失い、睡眠不足もそろそろ限界。体調不良の日も多く、時折めまいがする始末です。20代後半になってきて、これではいつか倒れてしまうと気が気じゃありません」

20代の転職失敗談

さらに、Eさんは、転職活動中に“あること”に気付かなかったことを後悔していると続けた。

「社員構成を見てみると、ほとんどが新卒1~2年目の若手か、40歳以上のベテランでした。会社は、大量採用する一方で、どんどん人が辞めていて、中堅の社員がいないんです。年齢が高めの社員ばかりだったので、長く働ける会社なのだろうと勘違いしていました。入社前に、若手とベテランのバランスを、もっとよく見ておくべきだったと後悔しています」

「心機一転」は転職市場で通用しない!
type編集部からのアドバイスをCHECK!

type編集部 ミツコ
type編集部 ミツコ

今の仕事に嫌気が差すと、「業種も、職種も、全て変えて、心機一転を図りたい!」と、これまでのキャリアを“なかったこと”にしたくなる人は少なくありません。

しかし、基本的に中途採用はこれまでの経験をベースに判断する場。全く違う業種で、全く違う仕事を希望するのは、意外と難しいのです。

Eさんの場合、最初の仕事が「損害保険会社の事務職」だったので、いきなり異業界・異職種である、講師の仕事へキャリアチェンジするのは、得策ではなかったかもしれません。この場合オススメしたいのは、「経験が活かせて、ゆくゆくは希望職種に就けるような仕事」です。

例えば、同じ会社の中で、人事部の新人育成担当を希望したり、教育業界で総務の仕事で損害保険の知識を活かすなどの方法です。

「社内異動なんて、無理じゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、外から新しく人材を採用するには、多大なコストがかかるもの。新人育成のようなバックオフィス業務なら、社内異動で賄う方が、企業にとってもコストを抑えることにつながります。なので、「無理」とは言いきれません。

いずれにしても、「前の仕事が嫌になったから」という転職理由は絶対NG。「これまでの経験から、新しい仕事にチャレンジしたいと思った」という言い方がマストです。

Eさんもまだ20代。キャリアを最大限活かして、希望の転職が叶う方法はないか、もう一度じっくり考えられるといいですね。

typeオススメコンテンツ

これから転職活動を始める方へ 転職前の準備
転職を成功させるには、応募企業を探し始める前の“準備”が大事!「まず何をすればいいか分からない」、「なぜか転職活動がうまくいかない」、そんな方は、転職の流れを知るところから一つずつクリアしていきましょう!

>>【『年間休日120日以上』 または 『完全週休2日制』 の 『正社員』 求人情報】を見る

取材・文/石川香苗子

この記事が気に入ったらいいね!しよう

20's typeの最新情報をお届けします

RECOMMENDED POSTSあなたにオススメ

RELATED POSTSあわせて読みたい

JOB BOARD編集部おすすめ求人

コミュニティワン株式会社 ビジネスパーソンとしての成長を求めるあなたに、2020年代を牽引する企業とは
記事検索

サイトマップ

記事ランキング

自由すぎるゲイバー店員・カマたくの“This is me”な生き方「人生なんて全部後付け。テキトーに今を生きる方が幸せよ」

自由すぎるゲイバー店員・カマたくの“This is me”な...

25歳の平均貯金額【最低でも50万円】って何で若いうちからこんなに貯金しなくちゃいけないの?

25歳の平均貯金額【最低でも50万円】って何で若いうちからこ...

奇跡の内定、好きな芸能人との結婚、YouTuberとしても順風満帆…! “強運”の持ち主・りおなりの「ツイてる理由」を探ってみた

奇跡の内定、好きな芸能人との結婚、YouTuberとしても順...

SHOWROOM前田裕二直伝! “人を好きになる”ための、たった30分でできるトレーニング【堀江裕介対談】

SHOWROOM前田裕二直伝! “人を好きになる”ための、た...

ストリッパーの世界に飛び込んだ元外資系コンサルの生き様「ストリップ劇場では“飾らない自分”でいられる」

ストリッパーの世界に飛び込んだ元外資系コンサルの生き様「スト...

TAGS

営業求人を探す