職場の“ウザめの人”に対する悩みをエルフに相談してみたら気持ちがだいぶ軽くなった
ギャルネタで大ブレーク中の「エルフ」への相談企画、第2回は「職場の人間関係」編。
先輩後輩の関係が重要な芸人の世界で、どのように人間関係を築いてきたのか。
今年で28歳という、先輩でも後輩でもあるビミョーな立場の二人が、独特の処世術を伝授します!
※この記事は姉妹媒体『Woman type』より転載しています
>>第1回「仕事へのモチベーション」編はこちら
令和のギャルネタコンビ・エルフに「仕事のモチベーションアゲ〜☆★の方法」を聞いたらめっちゃ昭和だった
自分をさらけだして、何でも聞いちゃえばオールOK!
今回のテーマは「職場の人間関係」です。お二人が人間関係を築くために気を付けていることはありますか?
私が心がけているのはうそをつかないこと。
芸人って、大先輩も師匠も、年下の後輩もいろいろな人がおって、みんな人相手に仕事をしている人たちやから、しょうもないうそをつくとすぐにバレるんです。
それはそうやな。
正直に自分を出すようにしたら、人間関係が良くなって、かわいがってくれる先輩とか、慕ってくれる後輩が増えました。
私は学がなくて敬語もままならないけど、先輩への敬意は全力で伝えるようにしてるわ。
自分を隠さんと、全部正直に言うた方がいい。
一生懸命伝えたらなんとかなるもんです!
あとは、小さい頃から一つの居場所に執着しないことが大事やと思っていて、二つ居場所を作るようにしてました。
学生時代の私はとんでもなく気が強かったんで、グループで無視する期間が回ってきても、全く怖くなかった。「あのさあ、私のこと無視したやろ!」ってげた箱で大げんかする。
こわっ!
うちには習い事の空手があるし、妹もおるし、と思ってたから、嫌われるのが怖くなかった。
今やったらもう一つの居場所はインターネットでもええと思うねん。それが、「THE W」の『居場所』というネタに込めたメッセージです!
それが第1回でおっしゃっていた、浜崎あゆみさんリスペクトのメッセージ性ですね。
そうです!自分がコロナ禍でネットに助けられたから。ネットのおかげで名前を知ってもらえるようになって、すてきやなって。
応援してくれたみんなの顔も知らんし、住んでるとこも知らんけど、私を助けてくれたみんなありがとう!
なんの話やねん!(笑)
コンビの間で心がけていることはありますか?
わからんことは何でも聞く。そしたら荒川が決めてくれるんで。
それって私がルールで私がすべてってことやろ?
そんなんいやや!(笑)
私ははるさんの機嫌を損なわないようにコーヒーを入れたり……。
1回もしてもらったことないですよ。
はるさんの笑顔のために働いています。
どんなコンビやねん。意味がわからんすぎる。
真面目な話、プライベートのことは何も言わないし、自由にしてもらったらいいけど、コンビやし、仕事やから、友達になりすぎてたら怒ります。
仕事で「ここ違うな」とか「むかつくな」と思ったら絶対に言う。すべてははるのために!(笑)
お悩み1. 「言い方がキツイ人とコミュニケーションを取るには?」
続いては、読者からのお悩みです。
同じチームに言い方がきつい人がいて、ついつい萎縮してしまいます。どうしたら上手にコミュニケーションをとれるようになるでしょうか?
コントの登場人物として接する!
キツイ言い方されたら私は笑けますけどね。いっそコントの登場人物として接するのはどうやろ?
あとは、「今日はこんなこと言ってきたwww」って草人間扱いするとか。
草人間ってなんやねん(笑)
草人間と向き合おうとしている相談者の方、すてきやな。私は苦手な人に対する対応の仕方はめっちゃ下手。むっちゃバレる。
素直やからな。
口角ビタ一文上がりません。体が固まってもうて笑えへん。
私は逆にうそくさいぐらい口角上げてるかもしれへん。私みたいな顔が露骨に無愛想な顔をすると、荒川より目立つんです。「なんやこいつ」ってなる。
そうやって私はつい作り笑いしてしまうけど、いいことではないので、まねはせんでいいと思います。
「どっちが正しいか証明しようや!」くらいのテンションでいいよ。「そのやり方が合ってんのか、競争や!」って。
何者やねん。
もしくは、「からの〜」「そして〜」ってコールを入れる!
怒られんで!
お悩み2. 「失敗しても反省しない後輩にモヤモヤ……」
仕事でミスやトラブルの多い後輩に困っています。
大きな口ばかりたたいて、なかなか反省をしていない様子にいつもモヤモヤします。どのように指導すれば伝わるでしょうか?
『ごめん正直ムカついてる』って言っちゃえ!
失敗しても悪くないって思ってるってこと? いらつくわ〜!
「自分はできるんで」みたいな感じやろな。
恥ずかしいんやろうな〜。プライドが高いから。認めたくないだけやと思います。
そうやって虚勢張って、かわいそうやなって思うけど、その人に向き合おうとしている相談者さんがやっぱりすごいよね。
チームで動く仕事とかもあるんちゃう?
そういう系の子は褒めた方がいいんかな。人間性を直そうとしても多分無理やから。うまく動くように下に車輪を敷く。褒めて動かすっていうか。
飲みに行ったときに聞いてみるっていうのはちゃうんかな?
怒るんやったらシラフの方がよくない?
怒るというよりかは、「どういうことなん?」って聞きたいねん。
なるほどな。「ごめん正直むかついてる!」ってボケっぽく言うのもええかもしれん。
『アナと雪の女王』のアナみたいに、「ねえ、ちょっとおかしなこと言ってもいい?」って前置きして言うとか。
それええな(笑)
大人になるにつれてうまくやろうと思ってしまうけど、たまには中2みたいに思いっきりぶつかってもええんちゃうかな?
人間関係を築くのは、中2の春やで!
どういうこと?(笑)
だんだんとエンジンがかかってきた、荒川さん、はるさん。お二人の息ぴったりな掛け合いに、終始笑いっぱなしの取材となりました。
第3回の相談内容は「仕事とプライベートの両立」に関するお悩みです!お楽しみに。
取材・文・編集/石本真樹(編集部) 撮影/竹井俊晴
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