「首相夫人が布袋寅泰の首筋にキス」は海外だったら大ニュース【連載:長谷川豊】
フリーアナウンサー
長谷川 豊フジテレビ出身のフリーアナウンサー。13年間、朝の情報番組「情報プレゼンターとくダネ!」で、現場取材やニュースのリポートを担当。ニュースプレゼンテーションのプロフェッショナルとして活躍。現在はアナウンサーだけではなく、講演・執筆など、多方面で活躍中
公式ブログ:http://ameblo.jp/yutaka-hasegawa/
先週、このコラムを書くときに、前日に行ったゴルフの話をして、「ちょっと寒くなってきましたね~」なんて書いたのですが、ちょっとどころじゃなくなってきました。すでに10月中旬の気温なんだとか。農作物への影響が心配ですが、過ごしやすいことは良しとしたくなります。
さて、8月も昨日で終了。先週1週間のニュースを振り返りながら、そのニュースからどうやって話題を広げていくのか、見てみましょう。
1、安倍昭恵、酔って布袋寅泰の首筋にキス ☆☆☆☆
これはですね……皆さん、あんまり知らないですよね? 女性セブンさんの渾身のスクープなのですが、テレビや新聞は一斉にだんまりを決め込みました。情けないものです。海外の報道機関であれば、このニュースは確実に大ニュースにします。安倍官邸のメディアコントロールがとてもうまくいっている証拠でしょう。
ちなみに、布袋さんを呼び出した昭恵夫人、ファーストレディーにもかかわらず、布袋さんの首筋にキスをしながら、『プライド』を熱唱したのだとか。報道に対して否定すべきところがあるなら否定すればいいのに、と思いますよね。
【話題展開例】
・ファーストレディーのカラオケ、どう思う?
・このニュースをテレビや新聞が1秒も扱っていないのってどう思う?
・今井美樹の『プライド』、好き?
・カラオケの18番は?
2、山本耕史と掘北真希が結婚 ☆☆☆☆
どうみてもヤリチンのプレイボーイに、演技ばかりを一生懸命頑張ってきた女優が喰われてしまっただけにしか見えない今回の結婚劇。山本さんは相当にテンションが上がっているのか、テレビでどうやって口説き落としたか、嬉々として解説していました。交際ゼロ日だそうです。みんなが思っていることを話題にしましょう。
【話題展開例】
・いつまでもつと思う?
・こんな口説き方、アリだと思う?
・新幹線に乗ったら偶然会ったとのこと。ホントだと思う?
・山本耕史の浮気報道、「1年以内に出る」に賭ける?
3、就活繰り下げに早くも見直し求める声 ☆☆☆
私は3年生の1月には内定をもらっていました。単純に引き下げても、企業が優秀な人材を確保したいのは当然の話。と、同時に世界的に異常である「新卒しかなかなか採用しない」というシステムにも改善の余地があるのかも。
【話題展開例】
・就職活動、どんな思い出がある?
・いつごろ内定って出た?
・再就職、もっとやりやすくするためにはどうしたらいいと思う?
4、女性活躍推進法成立 ☆☆☆
どう考えてもナンセンスな「女性が輝く法案」。じゃあ今は輝いていないのかよ、と突っ込みたくなる文面の数々が並びます。そもそも、おたかさん(土井たか子さん)の男女雇用機会均等法の成立以来、もともと日本では差別はシステム的にできないようになっているにもかかわらず、老害ジジイたちがいまだに女性蔑視をしている風潮があるので、我々若い男性陣は完全にあおりを食らっているところがあります。ほんと、今の50~60歳以上で女性や子育てに理解を持っていない男性陣、みんな臓器と網膜だけ取り出して捨ててやればいいのに(などと言ってはいけません)。
【話題展開例】
・「女性が輝く法」、どう思う?
・女性の管理職の数が先に決まっているってどう?
・日本の会社で女性の管理職が少ない理由って何だと思う?
RELATED POSTSあわせて読みたい
「不倫SNSの情報流出」に「複数人を同時に愛するポリアモリー」、夏の終わりの性愛トーク【連載:長谷川豊】
無名議員の不倫路チュー報道を無責任に盛り上げてみる【連載:長谷川豊】
ドッジボールは禁止すべき? 枕営業は普通の営業手法? さしこが1位ってどう?【連載:長谷川豊】
「女性が輝く」は個人の取り組みだけでは限界がある! 行き詰まりを感じたら社会プロジェクトに参加してみよう
「No.1ビール売り子」おのののかが語る、20代の「素直さ」を最大限生かす営業スタイルのすすめ