ひと足先に選ぶ次世代のMVE : 登大遊
?北米市場へ向けて独自ソフトのリリース開始? 現在、日本国内で1000社を超える企業で導入実績がある『PacketiX VPN 2.0』および『PacketiX DesktopVPN』は、07年7月から英語版の販売が開始された。登は若き天才プログラマとして展示会への参加のほか、講 演に招かれることも多いが、そこで一貫して主張してきたのは日本発のソフトウエアを世界標準にしていくための試みだ。 「海外の企業が開発したハードに依存している限り、どんなにシェアが広がっても本当の意味での業界標準、世界標準を達成したことにはなりません。2つのソフトは従来のものに比べてもスループットや使い勝手の点で明らかにメリットが大きい。代理店を通しての販売ですが、この性能や機能性がどこまで受け入れられるか楽しみですね」 高校生のときにNTTドコモのFOMA向けにメモリを編集するソフトを開発し、シェアウエアとして公開した経験もある登は、常に「あったらいいな」という発想からソフトウエアづくりを手がけてきた。今後も「儲けるためのソフト開発はしたくない」と断言する。夢は、日本発のOSを作って世界中に普及させ、世界中の人に使ってもらうことだ。 「だって、便利なものはみんなに使ってもらいたいじゃないですか」22歳の青年のシンプルな想いが、本当に世界を変えてしまう日が来るかもしれない。 |