ひと足先に選ぶ次世代のMVE : 園田智也
設立3年で大規模な事業拡大を実現 設立から3年が過ぎて、声による検索システムに加えてグリッドコンピューティング事業が軌道に乗ったのを機に、会社を株式会社化した。2006年に、伊藤忠商事やトランスコスモスなどからの出資を受け、資本も大幅に増やした。そして現在、Webサイトや携帯電話サイトを通しての「ウタゴエ検索」は幅広く普及している。2007年から2008年へかけて、より幅広いユーザーへ向けたサービスが開始される予定だ。園田は今、エンジニアとして経営者として大きな飛躍の時期を迎えていることを実感している。 「『ウタゴエ』という社名は、日本語であると同時に、国や民族、言葉を越えて誰もが楽しんで使えるサービスを提供するという意味を込めて名づけました。また、個人のパソコンを有効活用するグリッドコンピューティングも、世界中の人たちを結びつけるという点で同じ概念で同じ仕組みを用いています。これまで培ってきた技術を利用して、世界中の人々に貢献できるビジネスを広げたいというのが私の夢であり、ビジョンでもあります」 2001年1月4日の設立から間もなく満7年がたとうとしている。そんな今、国際特許を取得した技術を核として、“ウタゴエ”のビジネスは新たな発展へ向けて、確固たる基盤を築きつつある。現在、園田は20歳の頃にノートに記した自身のビジョン通りに人生を歩んでいることに気づいている。身の丈以上に虚勢を張らず、リスクを抱え込むという無理をしない――。一流のエンジニアでありながら若きベンチャー企業経営者の園田は、卓越した技術をカタチにしてきた自信を支えに、これからも夢の実現、ビジョンの実現を目指して1歩1歩前進を続けていくだろう。 |