メンバーの働きやすさを考え
PLはいつも先回りした行動を取るべき
さまざまな業種に顧客を抱え、ビジネスシステムの開発・販売などを手掛けるジェーアイシー。2006年の入社以来、外食産業大手の顧客を担当するチームのPLとして6人のメンバーを率いるのが久木義幸氏だ。チームは若手中心で半数が新卒入社の新人である。
「顧客企業の会計や勤怠管理といった間接部門のシステムをはじめ、本部と各店舗間を結ぶ受発注管理システムの導入などを手掛けてきました。PMBOKを優先してプロジェクトを遂行しますが、OJTとしてメンバーたちがやりがいを見出して、少しでも成長できるよう配慮するのも私のミッション。そのために日常的なコミュニケーションを欠かさないようにしています」
終了したばかりのプロジェクトである、約50カ所の拠点を統括する受発注管理システムは、立ち上げから納品まで約2カ月の短期決戦だった。
「私のチームでは基本的に毎朝ミーティングを行います。前日の進捗状況を確認して、その日クリアすべきことを明確にする。時間に追われていても、報告・相談しやすい雰囲気づくりを心掛けました」
反省点は納入直前のスケジュール遅れ。その原因と改善すべき点は全員で共有した。より良い結果を残すための努力を惜しまないのも久木氏のこだわりだ。「顧客にどんな提案をすれば満足していただけるか」という仕事の本質を意識しながら新たなゴールを目指す。
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