転職でキャリア「最適化」計画

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「私はこうして最適化に成功しました」
転職活動にはどのくらい時間がかかる? 面接では何を聞かれる?――。
そんな不安を解消すべく、実際に転職に成功した4人のエンジニアに、
「キャリア10年」をアピールする方法を聞いた。
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1992年に外資系ソフトウエアベンダーに入社して以来、ソフトウエアのテストやローカライズに携わってきた川島輝三氏。1997年から9年間は、カスタマーサポート部門のエンジニアとして、顧客から上がってくる修正要望や不具合を整理して米国本社のエンジニアと交渉する役割を担ってきた。

そんな川島氏が転職を意識したのは、勤め先が大手ベンダーに買収され、社内の雰囲気がガラッと変わったのがきっかけだった。

「それまで親しんできたサークルのような雰囲気が損なわれてしまうように感じました。ただ、雰囲気だけで仕事をするわけではないですし、実際に体験してからでも遅くはないと考えたので、残る道を選びました」

川島氏は、それから3年間業務にまい進。手掛けていた仕事がある程度熟成したと感じたころ合いを見計らって転職活動を始めた。

しかし、活動は困難を極める。

「開発エンジニアとして品質管理に携われる職種が少ない上に、40歳という年齢がネックになり、人材紹介サービスに紹介された4社はすべて1次面接で不採用でした」

このままではダメだと考えた川島氏は、以前一緒に仕事をしていた友人に相談。それが現在のリアルコムの最高技術責任者であった。すぐに面接に誘われ、応募することに。

「2度の面接を経て感じたのは、品質管理に関する価値観が自分と同じだということ。また、若いエンジニアがにぎやかに仕事をしている雰囲気が、自分が入社した当時の前職の職場に似ていると懐かしく思いました」

ベンチャーへ転身するということに関しては、何の不安もなかったと話す川島氏。3年間の大企業生活で、自分はベンチャー的な企業の方が性に合うと確信していたからだ。以前から、「技術も社風も、数年間は経験しなければ理解できない」という考えと慎重さがあったからこそ、働きやすい最高の職場を手に入れることができたのだといえよう。

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