「モノのインターネット」の原点はここにあった?!「.NET」とは?

NETとは、正式には「Microsoft .NET」といい、2000年にマイクロソフト社が発表したネットワークベースのアプリケーション動作環境を提供するシステム基盤です。Windows向けの基盤ソフトウェアとしては同社から「Microsoft .NET Framework」が提供されています。

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NETとは、正式には「Microsoft .NET」といい、2000年にマイクロソフト社が発表したネットワークベースのアプリケーション動作環境を提供するシステム基盤です。Windows向けの基盤ソフトウェアとしては同社から「Microsoft .NET Framework」が提供されています。
近年では、一般に.NETという場合、.NET全体の環境もしくは「Microsoft .NET Framework」の略称を指します。

マイクロソフト社は、2000年から2005年ごろまで「.NET構想」と呼ばれるビジョンをもっていたといわれます。これは、デスクトップPCやサーバ・システム、生活関連の電子機器(腕時計や冷蔵庫など)、携帯電話などのあらゆる電子・情報機器をインターネット経由で連携させるというものです。昨今流行りの「モノのインターネット(IoT)」の先駆けともいえるでしょう。しかし、通信サービスの変化とともにこの構想はいつのまにか立ち消えとなり、「.NET」とは単に「Microsoft .NET Framework」の略語となっていったという見方もあるようです。

プラットフォームやOSに依存しない

「Microsoft .NET」は、アプリケーションの記述言語は特定しておらず、既存のC++やVisual Basic、VBScript、Jscriptなどが利用可能です。また「C#」は、マイクロソフト社が.NET Frameworkとともに新たに開発した言語です。
プラットフォームやOSに依存しないため、ソースコードの再利用が可能で、「Microsoft .NET」で開発することによってアプリケーションの生産性を高められます。

.NETと同じくプラットフォームやOSに依存しない開発環境といえば、Javaがあります。
一般的にはJava技術(J2EE)は 24時間止めてはならないアプリケーションを確実に動作させるようなシステムに採用されることが多いようです。一方、.NETはユーザー目線で使いやすいインターフェースのアプリケーションを比較的短い期間で構築する場合に好まれるといわれます。
ただ、近年両者ともに開発がすすみ、その差は小さくなってきているようです。

アプリケーション開発者を目指す上で基礎となる資格

「Microsoft .NET Framework」での開発に関連した資格としては、マイクロソフト社が認定しているMCA(Microsoft Certified Associate Program)のうち、MCA Applicationという資格があります。アプリケーション開発者を目指していくうえで、必要な知識を習得できる資格です。

「Microsoft .NET Framework」に興味を持たれた方は、資格取得に挑戦してみるといいかもしれません。



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