巷でよく聞く「Photoshop」。どうやらすごいソフトウェアらしいけれど、画像編集にかかわったりしていないと、いまいちどんなことができるのか知らないのでは? でも、いまさら人には聞けないし…… という方のために、簡単に解説します。
英語では「Photoshop=画像加工する」という意味にも
Photoshop の正式名称は、「Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ)」。Adobe Systemsが開発および販売をしていて、日本では通称「フォトショ」とも呼ばれています。
主に写真編集(フォトレタッチ)としての役割を担うソフトウェアで、画像加工、イラストレーション、印刷などあらゆる画像分野で使用されています。
2011年公開の映画「ラブ・アゲイン」の中で、「It’s like you’re Photoshopped!(まるでPhotoshopで加工したみたい!!)」というセリフがあるように、英語ではすでに「Photoshop=画像加工する」という意味の動詞としても使われているほど、メジャーなソフトウェアです。
Photoshopで何ができる?
Photoshopは画像編集に関しては「なんでもできる」といってもいいかもしれません。そのため、初心者は逆に使い方に戸惑ってしまうかもしれません。
Photoshopの使い方としては、大きく2つの方向性があります。1つ目は「画像を作成する」、2つ目は、「画像を処理する」です。
1つ目の「画像を作成する」に関しては、例えば、複数の素材を加工したり合成したりして、新たな画像に作り変えることができます。また、「ブラシ」「鉛筆」「消しゴム」など、実際にある画材を模したツールを使って、イラストを作成することができます。
2つ目の「画像を処理する」ですが、Photoshopの使い方としては、上述したようにこちらのほうがメジャーかもしれません。Photoshopは、写真を使用する目的に合わせて、切り抜き、色調補正、ゴミやキズなどの修復、傾きの調整などのあらゆる写真や画像の修整作業を行うことができます。そのため、雑誌、チラシ、ポスター、印刷物で使用する写真や画像の調整によく使用されます。
Photoshopの欠点とは?
Photoshopは、業務用のプロアプリケーションとして使われるためか、通常版が10万円台半ばと、高価なソフトとしても知られていました。そのため、個人で製品版を導入するのは敷居が高く、CD-ROMに焼くなどの不正コピーが広く出回っていました。
しかし、2013年に発売されたPhotoshop CCからは、オンラインダウンロード版のみでの販売となり、従来までの売り切りスタイルの廃止と月額料金制が導入されました。これにより、毎月2200円で最新版のAdobe Photoshop CCデスクトップアプリケーションのフルバージョンと一部のオンラインサービスが利用できるようになりました。
Photoshopを利用し続ける限り毎月の課金が発生するものの、従来の高価な製品版と比べて、導入するためのハードルは一気に下がったと言えます。
ぜひ、Photoshopを実際に使ってみて、Photoshopの醍醐味である画像加工をしてみてください。