転職希望者必見!人気企業の中途採用のウラ側教えます

転職ビギナーにとって、中途採用プロセスは謎ばかり。必死こいて書いた書類はどう扱われているのか社長面接までいったら、もう受かったも同然なのか、給料をもっと上げてと頼んでいいのか・・・etc.本特集ではそんな疑問を一挙解決。採用のプロが内情を余すところなく語る。 《2005年9月号より抜粋》

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■お話を伺った方々
中島 豊

ギャップジャパン
人事部長
法政大学大学院
客員教授
  城 繁幸

人事コンサルタント
Jo’s Labo 主宰

人事担当者の胸のうちと採用の傾向とは?

大手企業の多くは、大量採用以外はWeb経由などの直接応募は重視していません。即戦力募集や採用枠が少ない場合は、紹介会社経由の採用がほとんど。なぜなら、紹介会社経由はすでにふるいにかけられているため来る人のレベルが高いから。数千人も応募が来るので、どうしても効率面からそうなるのです」

そう人気企業の中途採用の裏側を語るのは、元富士通人事部(現・人事コンサルタント)の城繁幸氏だ。

直接応募よりも、紹介会社経由が増えているのは、外資系企業も同じ。GMなど複数の外資系人事部長を歴任、現在はギャップジャパンの人事部長である中島豊氏はこのように語る。

「日本企業も外資企業も特に中堅ヘッドハンティング会社を利用するケースが増えています。仲介手数料も下がっていますし、幹部候補の中途採用は、新聞広告などではなかなか採用できないケースが多いからです」

直接応募では10〜20人面接して1人採用できればいいほう。かたや、ヘッドハンティング・紹介会社経由だと5人に1人は採用されるケースが多いという。
紹介会社経由の採用が増えている背景としては、人事部の役割変化も一因として見逃せない。

「外資のみならず日本企業でも、人事部は採用の実務を行なうのではなく、人事・人材戦略を立案する部門へと役割が変化していきている。そこで採用の実務は、書類選考と1次面接は紹介会社などの外部にアウトソーシング(外注)、2次面接および採否の決定は現場のマネージャーが行なうのです」(中島氏)

このような採用事情の変化を押さえたうえで、自身の転職活動を効果的に行なう方法を検討するといいだろう。



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