転職希望者必見!人気企業の中途採用のウラ側教えます

転職ビギナーにとって、中途採用プロセスは謎ばかり。必死こいて書いた書類はどう扱われているのか社長面接までいったら、もう受かったも同然なのか、給料をもっと上げてと頼んでいいのか・・・etc.本特集ではそんな疑問を一挙解決。採用のプロが内情を余すところなく語る。 《2005年9月号より抜粋》

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  Q1.即戦力になるのに、会社は何ヶ月待ってくれるのか?

中途は即戦力が基本だが、仕事の進め方や業界が変われば、すぐに戦力になれるとは限らない。即戦力として起動するのに、会社はどれくらいまってくれるのか? 

「やはり試用期間の3カ月まで。理想をいえば1カ月ですね」(城氏)。

では、外資系ではどうか?

「やはり3カ月。といっても、3カ月以内に大きな契約を取るようなホームランを打つ必要はない。基本的には、3カ月以内にどんな些細なことでもいいからひとつ結果を出せばいいのです」(中島氏)

そういう中島氏は、人事マネジャー転職2日目に評価制度を洗い直し、昇給案を出して会議を開いたという。

「最初の3カ月は社内で人脈を広げることも重要。何もしないと試用期間でクビになることもあります」(中島氏)



Q2.転職回数が20代で、3回以上は不利?

「3回以上転職歴があると、採用はしないと人材紹介会社にハッキリ伝えている大手企業もあります。理由は、社会性がないと思われるからです。しかし、一般的には有利ではないという程度。30代中半なら転職回数3回はいたって普通ですから」(城氏)

外資系では、転職が当たり前だけに、転職回数は問題にならないのか?

「外資でも20代で転職回数3回は、よいとはいえません。個人的には、こらえ性がない人、飽きっぽい人という印象を持ちます。やはり、どんな仕事もしっかりした成功体験を積むのに3年はかかるものです。特に、高学歴に加えて転職回数の多い人は、人間性がダメなケースが経験的に多い。人事担当者にとっては要注意なのです」(中島氏)



Q3.半年退職、年齢オーバーは人事マンに嫌われる?

その他、不利な条件として城氏が挙げるのが半年間の職歴ブランク。

「現職者優先の会社が多く、半年無職の理由をネチネチ追求する人事マンは多い」(城氏)という。また、中島氏は“半年で辞めたという経歴”を不利な条件として挙げる。

「3カ月以内の退職歴はノーカウントとみなされる。応募者も“入って違うのですぐ辞めた”といえる。しかし、半年での退職はクビになったことが明白。使えなかった人と思います」という。また、イケイケのベンチャー勤務歴もマイナス。「我流で仕事をしているケースが多く、悪い癖がついている人もいるからです」

年齢では35歳以上は不利、と城氏。

「大手では働きと給料が逆転するのが35歳。35歳以上はかなり優秀な人を管理職として若干採るだけです」



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