転職希望者必見!人気企業の中途採用のウラ側教えます |
転職ビギナーにとって、中途採用プロセスは謎ばかり。必死こいて書いた書類はどう扱われているのか社長面接までいったら、もう受かったも同然なのか、給料をもっと上げてと頼んでいいのか・・・etc.本特集ではそんな疑問を一挙解決。採用のプロが内情を余すところなく語る。 《2005年9月号より抜粋》 |
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Q1.社長面接、最終面接で落ちる人もいるのか? 「外資では直属の上司との面談が最終面接ですが、幹部クラスになると候補者は3人くらいになる。だから、最終面接で2人は落ちることになる」(中島氏) では、最終面接で落とされる人とは? 「ボスに会わせる段階で十分スキルと経験はクリアしています。だから、あとはボスとの相性。要は意見が合うかどうか。だから、たとえ落とされたとしても、自分の能力が評価されなかったわけではない。だからその後円満に働くためには、しっかり自分の意見を言うことがかえって大事です」(中島氏) この事情は基本的に日本企業も同じ。 「日本の大手企業だと、最終面接は役員面接。むろん、ここで落とされる人もいます。理由は社風との相性。たとえば、富士通ならコツコツ型のほうが相性が良いと評価されたりするのです」(城氏) Q2.年収の決め方面接で年収交渉をしていいのか? 「日本の大企業は社員の年齢で給料レンジが決まっている。あとはそのレンジの中で、マネジャーが本人の希望を汲んで年収を決定する。だから、面接の場では大いに年収交渉すべきです」(城氏) 年齢で給料が決まる日本企業に対し、外資はポジションで年収が決まる。 「その年収レンジにも幅があり、転職のプレミアムとして前職の給料額を考慮することもあります。ただし、あくまでレンジ内で若干色を付けるという程度。前職が高いからといって、特別に高くすると、成果が追いつかずかえって本人のためにならないことも多いからです」(中島氏) ちなみに、外資の面接では「年収の希望は?」と聞かれるのは常識。 「“今の倍ほしい”という根拠のない要望の人は信用できません。逆に、安すぎる要望はやる気があるのか心配。一番いいのは、ポジションの相場を知っている人。思わず、“この人は侮れない人”だと思ってしまいます」(中島氏) 転職初心者なら、“できれば現状維持、若干上乗せしてくれれば嬉しい”という言い回しがベスト。ひそかな自信とやる気が感じられるからだ。 Q3.やりたい仕事希望の業務にこだわるのは有利か、不利か? 「自分がやりたい仕事は、どんどん主張すべきです。今は新卒もやりたい仕事をやる時代。本人の希望の仕事と会社が必要とする仕事の完全マッチングこそが採用のポイントなんですから」(城氏) ただし、やりたい仕事を主張しても、「その仕事で成果が出せる」という裏づけがないと、やはり採用には至らない。 「だから、中途では“やりたい仕事”ではなく、“できる仕事”を主張するのが採用への近道となる。まず面接の場で“この会社はこんなことができる人を欲している”と探っていき、それに沿った仕事がしたいというのがベスト。“こういう理由から、私が御社に貢献できるのは、こんな仕事です”と、やりたい仕事を主張するのが賢いですね」(中島氏) |
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