この1年、最も輝いたビジネスパーソンを表賞!  

第7回type「キャリアデザイン大賞」

typeが考える「自立する個人のキャリア」というテーマにおいて、ここ1年で、「組織の中で大飛躍を遂げたビジネスパーソン」を表彰する「キャリアデザイン大賞」。第7回を迎え、今年も数多くの候補者が名を連ねる中、人材の専門家による審査の結果、4人の精鋭達が選ばれた。そんな「最高のビジネスマン」のキャリアスタイルから、あなたのロールモデルを見つけてほしい。 《2006年4月号より抜粋》

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岸田祐介氏(28歳)

株式会社楽天野球団
事業本部
チケットマネジャー


アルバイト先のカラオケ店の
経営権を譲渡される
百貨店アパレル卸に転職

そのかたわら、ネットオークションで
利益を上げる
楽天に転職

転職後一カ月で
営業成績NO.1の実績を挙げる
社内公募で
楽天野球団へ出向が決定
 

やりたいことを必ず実現させる「情熱」がすべての原点

ネットショッピングモール「楽天市場」の新規出店開拓、売り上げアップのための「楽天大学」講座販売。楽天の2大サービスの獲得実績を、転職後1ヵ月でギネス更新したハイパフォーマンス営業マン、岸田祐介氏にチャンスがめぐってきたのは楽天転職後2年目の冬。第一報をTVニュースで知った岸田氏は、「楽天、野球に新規参入」のニュースに、「どんな役割でもいいからこの事業に参画したい」と、社内公募に手を挙げた。    

“新規球団を作る”という過去50年間なかった新規事業。プレイサイドとのつなぎ作り、チケット制作、広報宣伝と、初体験の業務が目白押しの中、岸田氏をもっとも成長させたのは「スタッフ採用」だという。

できる限り現地仙台で採用しようと、8000通の履歴書全てに目を通し、600名を超える希望者に会った。そこで、最も重視したのはスキルや経験ではなく、「情熱」だ。「昨年、結果として黒字を残せたのも、『東北楽天ゴールデンイーグルス』への情熱をかかえてやってきたスタッフがいるから」と岸田氏は振り返る。

「私自身、大学を中退していますから、楽天のような上場会社にはまず入れないだろうと考えていました。しかし、自分がしたいことと、それに傾ける熱い情熱をアピールしたところ、それを理解してもらえたことが結果として自信になったという経験があります。何千人という社員がいる中で、ノウハウも経験もない私が楽天球団に抜擢されたのも、具体的にやりたいことを表現し、“どうしてもやりたい”という情熱が伝わったからだと思っています」

いわゆるチケット販売を超えたイベントプロデュースを続ける2年目の最大のミッションは、1人でも多くのお客様に球場へいらしていただくこと。そしてお客様に満足してもらい、また来ようと思ってもらうことの二つだ。昨年度は1億5600万円の黒字を達成、各種観客動員プロジェクトも成功を収めた。しかし岸田氏の目標はさらに高い。

「アメリカのプロスポーツは年間シートがシーズン前に完売し、シーズンが始まったらもうチケットはない、という状態。それが目標です」

野球の面白さはもちろん、野球に興味がなくても地域のエンタテインメントの中心として認識される場所にしたい。野球を核に、しかし野球という枠にとらわれず、『愛される球団』、『愛される場所』に育てたい。そのためには、自分で自分の限界を決めてしまわないことが大切、と岸田氏。

「スキルや経験値で、自分の容量を決めてしまうとそこまでの活躍しかできない。だからこそ、まずやりたいことがあれば行動してみることが大切。それができれば、具体策も必然的に出てくる。自分を信じて行動できた人だけが成長できるし、ひとつ上のフィールドを手に入れることができるのだと思います」

INDEX
キャリアデザイン大賞 / 株式会社楽天野球団 岸田祐介氏
特別賞 才能マーケティング賞 / KDDI株式会社 小牟田啓博氏
特別賞 戦略キャリア賞 / 株式会社USEN 下浦敦史氏
特別賞 キャリア・リスタート賞 / KDDI株式会社 木村奈津子さん

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