2010年夏、3人に1人がボーナス『もらえなさそう』
前回の冬のボーナスと比較して、ボーナスの増減を聞いたところ、なんと1位は『もらえなさそう』だった。続く2位は『ダウンしそう』。
まだまだ会社の業績は上向きでない、もしくは上向きな兆しが見えても社員のお財布まで降りてくるにはまだ時間がかかるようだ。
Q 前回の冬のボーナスと比べて、今回のボーナス額予想を教えてください。
冬の調査と比較するともらえない予想の人がアップ!
減額どころかゼロ円、もらえないボーナスがスタンダードな夏になりそうだ。
では、もらえる人は一体いくらもらえるのか、額面までつっこんで聞いてみた。
Q 今回のボーナス、いくらぐらいもらえると予想しますか?
みんなが一番予想している1位は10?30万円。3位はなんと10万円以下・・・もはやこれってボーナスなの?というほどの額・・・。
厳しい業績の中、なんとか企業もがんばって搾り出して支給している様子がわかる。昨年の冬のボーナス支給額と比較するとその差は歴然。昨年は40万円以内の割合は半分以下だったが、今年の予想は30万円以内で50%以上の割合を占めている・・・。苦しい苦しいといわれていた昨年冬と比較しても今年の夏は苦しいようだ。
じゃあみんな、ぶっちゃけいくらもらえれば満足するのだろうか?
本音を聞いてみた。
Q 今回のボーナス額として満足できるという金額を教えてください。
やはり給与の2倍が理想のところ。ローンのボーナス払いに苦しんでいる人も多いようだ。 その反面、「あまり多くは望まない」「もらえるだけありがたい」という謙虚な声も多く、ボーナスをもらえないことに慣れている様子も見受けられた。
ボーナスの使い道No.1は「貯蓄・投資」。ほしいものはiPadと地デジ対応のテレビ
ボーナスをもらえる人に、その使い道を聞いてみるとNo.1は貯蓄。額があまり大きくないということもあり、貯める人、ローンの返済に充てる人が多かった。
Q 今回のボーナスの使い道の予定を教えてください。
そんな、現実的なものばかりでは夢がない、ということで、ボーナスの使い道を「買い物」や「旅行」と答えた人にほしいもの、行きたい場所を聞いてみた。
すると買いたいものNo.1はiPadとテレビの2TOP!
地デジに向けてみんなテレビを狙っています。
行きたい旅行先はNO.1は、国内では北海道と沖縄が大人気。海外ではハワイ・ヨーロッパ。火星という方も・・・。
その他、箱根や日光など「近場の温泉でゆっくりしたい」という意見も多数あった。
夏のボーナス、アップしそうな業界はどこ?
ボーナスがアップしそうと思っている回答者が多く在籍している業界は
★化学、素材メーカー
★商社、流通
ボーナスがもらえない、という時流に逆らいボーナスアップの見込みがあるのは化学、素材メーカーと商社、流通!
合コン人気が高い業界がここでも魅力的な結果になった。
ちなみに・・・夏のボーナスが奮わなそうだという回答者が多かった業界は
★サービス、レジャー、飲食
★ソフトウェア、システム開発関連
ん?残念!景気の影響を直接感じている業界がこのような結果に。
でも諦めないで!みんな、もらえてないから!
そんな厳しい2010年夏のボーナスですが、金額次第では会社を辞めてやる!という人も多いのでは?
そこでtype会員に向けてこんな質問を聞いてみた。
●今回のボーナス額次第では転職を考えますか?
はい ― 35.4%
わからない ― 30.0%
いいえ ― 34.6%
「わからない」と答えている方を予備軍として見ると、なんと65%以上が転職を考えているという結果が明らかに!
景気が上向きになってきている会社となかなか低迷を脱出できない会社が分かれている今
「このままこの会社にいていいのかな」と悩んでいる人が多いことがうかがい知れる。
つまり、ボーナス支給後は転職市場は更に激戦になるという見込み。
ボーナスを支給された人も、これから心待ち(!?)にしている人も、
typeで高成長求人をチェックしライバルより先にアクションを起こそう!
いかがだっただろうか。2010年夏のボーナスは一言で表すならば「無欲」。リーマンショックから始まった不景気から「ボーナスをもらえない」ということに慣れている風潮があり、社会人になってからボーナスをもらえていない、という若手社会人も多い。最大の使い道は「貯蓄」、旅行に行っても「近場の温泉に一泊」など、ボーナスに対する憧れや夢もない控えめな消費者が多いことが特徴的だったと思う。
ちなみに、「もしボーナスをもらえたら・・・」の妄想でtype編集部のみんなで議論してみたところ、主な使い道は飲み代、ギャンブル、貯蓄、洋服購入、万歩計・・・もれなくみんな控えめだった。もらえる人も、もらえない人も、「もしボーナスを●●万円もらえたら・・・」の妄想でボーナス気分を味わってみてはいかがだろうか!