50%の人が冬のボーナス「ない」または「減額」予想!
もはや恒例となったボーナス前の予想調査。
景気回復の傾向はあるものの、今年の冬のボーナスをみんなはどう予想しているのだろうか?
Q1:前回(夏のボーナス)と比べた冬のボーナス予想額は?
結果を見てみると、50%の人がこの冬のボーナスについて「もらえない・減額」と予想。
うーむ、半分の人は世間の世知辛い風にさらされているようだ。まだまだみんなの懐がほっかほかになるまで道のりは遠いのか。
だが、2010年夏時点では、60%以上の人が「もらえない・減額」と予想していた。その他にも、「アップしそう」と答えた人の割合は夏と変わらず12?13%程度だが、現状維持予想が大幅に増えていた。
そう考えると落ち込み感は多少薄れてきているのかもしれない。では実際に金額としての予想はいかほどだろうか?
Q2:今回のボーナスの予想額は?
予想額は30万円以下と答えた人が全体の57%。
もらえると言ってもまだまだ金額的には旨みが少ないと感じてしまうのは私だけだろうか。
その一方で、31万?100万円と答えた人も40%ほどいるのも事実。ついつい私もそのくらいもらえたら・・・と妄想、いや想像してしまう。
さらに、どのくらいの額貰えばみんなボーナスとして満足するのか?を聞いてみた。
Q3:今回のボーナスでいくら貰えたら満足?
30万円以下で満足と答える人は約15%、31?100万円で満足と答えた人が約66%という結果に。約25%の人が30万円以下で満足と答えていた夏の結果と比べると、みんなの満足度のバーも少し上昇しているようだ。
使い道の一位は夏と変わらず「貯蓄・投資」
ボーナスと言えば、心おどるのが使い道。何に使うか考えているときのほうが、ボーナスもらってからよりワクワクするという方も多いだろう。
みんなのボーナスの使い道はどうなのだろうか?
Q4:ボーナス、一番目の使い道は?&Q5:2番目の使い道は?
一位は圧倒的大差で「貯蓄・投資」という結果に。
実に約5割の人がまずは「貯蓄・投資」を行うようだ。前回の夏のボーナスでも一位は「貯蓄・投資」だったが、その割合は約36%。
ある程度まとまった金額が期待される分、ここは消費をぐっとこらえて将来に備えよう、という思惑なのかもしれない。
その他、「ローン返済・保険支払い」が多いのも夏のボーナス予想の際と類似する傾向だった。
二番目の使い道としても「貯蓄・投資」は一位だが、一番目と大きく違うのは「娯楽(飲食・旅行など)」(25%)、「買い物」(24%)などの割合が高いこと。やっぱり楽しいことにも使いたいという気持ちはみんな押さえられないみたいだ。
7割近くが「50万円以下」で満足?!幸せのバーが低い20代
さらに、ちょっと突っ込んで、満足できるボーナス額と年代の関係も調査してみた。
その結果、ボーナス額が「50万円以下」で満足という人の割合は以下のような結果に。
20代・・・67.4%
30代・・・50.0%
40代・・・38.1%
20代の実に7割近くが現実的なところで満足感を感じる模様。確かにあまりに夢見がちな金額でしか満足できないのも不幸かもしれないが、もうちょっとくらいみんな夢見てもいいのでは・・・。
年齢が上がるほど、満足できる金額も上がる傾向にあり、やはり40代ではなかなか50万円以下で満足するというのは少なくなっている。とはいえ、意外とみんな手に届く幸せで満足しているようだ。
最後に恒例の「ボーナス額次第で転職を考えるか」を聞いてみた。
『今回のボーナス額次第では転職を考えますか?』
考える・・・36.0%
考えない・・・34.1%
わからない・・・29.9%
数値的にはこちらも夏の結果とほぼ変わりない結果に。景気が上向いてきて、実際に業績が回復しつつある企業も現れている現状。低迷を続けている会社の中には「このままこの会社にいていいのか」と悩む人達が多い様子が伺える。
それにしても、「分からない」も含めるとボーナス額次第では約65%の人が転職を検討するというこの結果。
やっぱりボーナスは働くみんなにとって大きな影響を及ぼすもののようだ。
いかがだろうか。
満足度額の上昇など、多少の変化が見受けられた今回。とはいえ「手が届く幸せ」や「安定・安心」を求める人は多く、ボーナスに対する過度な期待をしない傾向は夏の予想調査時ととても似ていた。そして、次回の記事では冬のボーナス結果を発表予定。みんなの予想が嬉しい方向に外れることを編集部一同祈っている。