2018.03.16

【前田裕二×中川悠介対談】グローバルビジネス「2020年のその先」【動画付き】

4回に渡ってお送りしたスペシャル対談最終回となる今回は、日本の将来とそこで活躍する人材になるためには何が必要か語っていただいた。2020年は日本にとってゴールではない。SHOWROOMで世界一を目指す前田裕二氏と、日本のあらゆるものの融合を目指す中川悠介氏が描く未来とは。

【前田裕二×中川悠介対談】グローバルビジネス「2020年のその先」【動画付き】

  • 【プロフィール】

    SHOWROOM株式会社 代表取締役社長 前田裕二

    SHOWROOM株式会社 代表取締役社長
    前田裕二

    2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業。外資系投資銀行に入社後、ニューヨークに移り、株式市場において数千億〜兆円規模の資金を運用するファンドに対してアドバイザリーを行う。13年にDeNAに入社。仮想ライブ空間『SHOWROOM』を立ち上げる。現在はSHOWROOM株式会社 代表取締役社長として、SHOWROOM事業を率いている

  • アソビシステム株式会社 代表取締役 中川悠介

    アソビシステム株式会社 代表取締役
    中川悠介

    2007年にアソビシステムを設立。ファッション・音楽・ライフスタイルといった、原宿の街が生み出す『HARAJUKU CULTURE』を世界に向けて発信し続けている。近年では、KAWAIIのアイコン・きゃりーぱみゅぱみゅのワールドツアーを成功させた他、『もしもしにっぽん』を発表し、日本のポップカルチャーを発信している

自分の人生の手綱を自分で握るために、自らの価値観を正しく知るべきだ

――今後、社会ではどのようなスキルが求められると思いますか?

中川 もの作りをしていく上で、ちゃんと「作り込めること」が重要だと思います。最近の若手ビジネスパーソンだと、スタートアップで活躍することや事業を立ち上げることを目的にしている方が多い印象ですが、目的とすべき場所が違うんじゃないかな、と思うんです。働く環境、働きやすさも重要だとは思うんですが、それにとらわれ過ぎて働くことの価値を減らしてしまっている気がするんですよね。

――目的よりも手法の方に目が行きがち、ということでしょうか?

中川 そうですね。ビジネスやコンテンツに対する愛情が、本当は一番重要だと思います。 これからは、誰かと一緒に「ゼロから一を生み出す」ということができる時代だと思うんですよね。他の業界を見て「資金の集め方が上手いな」とか「楽しそうだな」と思うこともありますし、一方で「こういうやり方もあるよな」と思うこともある。だからこそ、双方にとっての新しいビジネスチャンスがあるんじゃないかな、と。

――前田さんは、これから先どのようなスキルが必要だと思いますか?

前田 もはやスキルではないのですが、航海に出ると例えるなら、必要なのはコンパスと燃料、この二つですね。人間って、いつの間にか人生という航海に出てるじゃないですか。コンパスを持たない人が多いんですよね。何にもとらわれずに海を漂流する人生も素敵だと感じる場合は、そういう価値観なので良いんです。要は、自分の人生の手綱を自分で握れているかどうか、という部分が大事なんですよ。

――この考え方には、中川さんも共感するのではないですか?

中川 そうですね。僕はゴールは決めずにいくタイプです。目標を決めたらそこで終わりになってしまうような気がしてしまうので。「アソビシステムって生き急いでますよね」と言われたことがあるのですが、生き急いでいるつもりはなくて、自分達の速度でやっているだけなんですよね。

前田 「ゴールは決めない」と決めているのが良いですよね。そこを決めていないとぶれてしまうので。

プライドを捨てた先で、新たなイノベーションの波が生まれる

――最後に、今後の展望についてお聞かせいただけますか?

中川 このままだと、2020年が日本にとってのゴールになってしまう気がして、すごく怖いですね。確かに大切な年だとは思うのですが、そこをゴールにしてはいけない。21年になっても海外の方が日本に来ようと思うための何か、日本の魅力を発信し続ける何かを作っていきたいなと思いますね。

「40歳手前でも遅くない」彼らに訪れた転機とは?

――前田さんはいかがですか?

前田 日本発の世界一を作る、ですね。例えば今手掛けている「SHOWROOM」というライブストリーミングサービスは日本発です。これを世界に発信して、世界一の事業規模にするとか。

――ちなみに、日本がもっとおもしろくなるようなアイデアってありますか?

中川 やっぱりあらゆるものを融合していくことですかね。日本って業界という分類が強いので、どうしても業界ごとで物事を進めてしまいがちですよね。「日本をもっと知ってもらう」「日本に来てもらう」と目標は共通なので、業界を問わず繋がっていければ良いと思います。

前田 僕は、日本人のプライドがなくなっていくといいな、と思います。経済学で「コンドラチェフの波」というものがあるんですけど、景気には5年だったり50年だったりという周期があるんですね。何が景気をけん引するかというと、イノベーションなんです。ライト兄弟が飛行機を飛ばしたり、ベルが電話を鳴らしたり。そういったイノベーションが着火剤となって景気を伸ばすんですよ。
優秀とされる人は、大体20〜30代で一つの成功をかたちにします。すると、その成功体験に基づいたルールができる。例えば、CDという成功があったとしたら、それを壊したくないですよね。現状を維持したくなるじゃないですか。だから、CDの売上げが下がることを「由々しき事態」だと思ってしまうんです。実際には全く由々しきことではないのに。

――新しいものが生まれて、古いものが通用しなくなっただけ、ということですよね。

前田 そうなんです。でも、そのこだわりが失われるタイミングは、成功を収めた20〜30代の人が、80代になる時なんだそうです。 過去の成功体験を捨てて「今の時代はこれなんだな」と気づけること。成功体験をなぞって第2弾、第3弾を作るのではなく、新しいモデルをゼロから作ろうと思えること。そういうある種のプライドのなさを実現できると良いと思います。

※このコンテンツは、2017年にtypeメンバーズパークに掲載された動画を新たに記事化したものです。

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