2018.03.18

クリエイターの転職・独立に対する思い【動画付き】

ゲームクリエイターとバラエティ番組プロデューサーがクリエイティブ職の転職、独立について独自の見解をぶつけるスペシャル対談。人気クリエイターが抱く、キャリアに対する不安と期待とは何なのか。

クリエイターの転職・独立に対する思い【動画付き】

  • 【プロフィール】

    イシイジロウ ゲームクリエイター、原作・脚本、映画監督

    ゲームクリエイター、原作・脚本、映画監督
    イシイジロウ

    チュンソフト(2000年入社)、レベルファイブ(2010年入社)において、主にアドベンチャーゲームのシナリオ・監督・プロデュース、ディレクションを務めた後、2015年に株式会社ストーリーテリングを設立。アニメシリーズ「モンスターストライク」のストーリー・プロジェクト構成を担当した他、映画監督や舞台原作など、活躍の場を広げている

  • 角田陽一郎 バラエティプロデューサー

    バラエティプロデューサー
    角田陽一郎

    1994年、TBSテレビに入社。TVプロデューサー、ディレクターとして「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「EXILE魂」など、主にバラエティ番組を制作。2009年にはネット動画配信会社goomoを設立し、2016年にTBSを退職。現在もバラエティプロデューサーとして活躍中

人気クリエイターが抱く、独立に対する不安と期待

――これまで様々な作品に携わってきたお二人ですが、現在のメインビジネスについてお聞かせください

イシイ フリーになってから、原作の開発ということをやっています。原作、というと、普通はすでにあるもののことを指しますよね。では、原作を新規で開発してプロジェクトを進めるにはどうしたらいいのか?そんなことを考えながら取り組んでいます。この成功事例の一つが『Under the Dog』っていうアニメーション作品です。これはアメリカのクラウドファンディングで「アメリカ人向けのジャパニーズアニメーションを製作する」という目的で資金を調達して実現しました。そしてもう一つ、『龍よ、狼と踊れ』という舞台があります。舞台を製作するためにも予算は必要ですが、アニメーションやゲームをゼロから作るほどではありません。なので、この舞台を原作にしてアニメーションやゲームに展開していこうと考えています。

人気クリエイターが抱く、独立に対する不安と期待

角田 最初が舞台って面白いですね。一般的な順番だと、ドラマや映画が先にあって、それが舞台になりますもんね。

イシイ そうなんですよ。これまで人が考えてなかったモノの作り方が、まだある気がするんです。クラウドファンディングや舞台もそうですね。個人でも立ち上げられて、さらに展開していけるような取り組みをしていきたいです。

――続いて角田さんは、今どういった活動をしているんですか?

角田 TBSを退職して、組織に属さないプロデューサーとして活動できるかチャレンジしています。今までは同じ会社の製作スタッフたちとほぼ毎日顔合わせてリアルなコミュニケーションを取りながら進めていたんですけど、個人になるとそれができない。なので今はLINEとかメールで膨大な量のやりとりしています。今やろうとしていることって、音楽バンドに近いな、と思っているんです。ギターとベースに上下関係はありませんが、だからといって友達でもない。でも、理想の演奏のためにはそれぞれのパートのメンバーが必要不可欠ですよね。なので、相手が気持ちよく演奏でき、かつ自分も自分らしく演奏できる環境を作る必要がある。これってビジネスでも同じだな、と思うんです。
もう一つ、才能のあるクリエイターが世に出るための新しい方法を考えてます。これまでは作家なら芥川賞を獲る、ミュージシャンなら大手レコード会社に所属してCMのタイアップ曲に選ばれる、などが主流でしたよね。ですが、今はその通りに進んでも売れるとは限らない。だから僕はバラエティのプロデューサーとして新しい方法を開発したいと思っているんです。そこで、2017年の3月までTSUTAYAさん協力のもと音楽のオーディション番組を製作していました。優勝したアーティストは、TSUTAYAさんが1年間全力で売り出してくれるんです。これって、今の時代でいうとメジャーデビューより全然おいしいんですよね。この企画は、アーティストだけでなくTSUTAYAさんにとってもメリットがありますよね。アーティストの人気が出れば、自分たちが売り出したという実績が持てるわけですから。

視点の変化によって変わる「挫折」の見え方

――独立や転職の経験を持つお二人ですが、そういった変化のタイミングには心身共に体力が必要となるかと思います。お二人は、転機となるタイミングで大切にしたことはありますか?

イシイ 20代の頃は、自分のやりたいことに一つ一つ近づいていったように思います。映像やゲームの製作に携わりたかったのですが、当時住んでいた関西では理想の仕事が見つからなくて。なので東京に出て、少しでもいい条件の会社に入るために勉強していきました。

――踏み出すのはこわくなかったですか?

イシイ 理想の環境で働くために、今までの苦労があったんだな、という気持ちが強かったです。その後フリーになってからも、もっと早くフリーになれば良かったと思いました。

――どんどん自分が理想としている環境に近づいている感覚があるんですね。

イシイ そうですね。50歳になったんですが、これまでずっと人生が面白くなり続けているんです。本当にありがたいなと思ってます。

――角田さんはいかがですか?

角田 私はアルバイトもしたことがないですし、22年間TBSにいたので、独立するまでTBSしか知らなかったんですよ。かつて挫折経験を聞かれた時に、「挫折はない」と応えたのですが、むしろ「挫折がないことが挫折」だとも思っています。何かしらかの挫折や傷がないと、作品は面白くならないように思うんです。なので、この独立が挫折になってもいいと思っています。結果として路頭に迷ったとしても、それを本に書いたら売れるんじゃないかなって(笑)自分の人生を第三者の目線から見てみると、面白くなるんじゃないかという発想ですね。今何か悲しいことがあったとしても、別の視点から見て「もしかしてこの後どんでん返しが起るかも?」とか「もっといろんなことがあった方が、ストーリーとして面白いんじゃない?」と思えた瞬間に、悩みさえも超えられると思うんです。
私が「バラエティ視点で物事を見よう」って言ってるのはそういうこと。ジェットコースターじゃないけれど、人生は怖ければ怖いほど面白いんですよ。

※このコンテンツは、2017年にtypeメンバーズパークに掲載された動画を新たに記事化したものです。

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