2018.03.06

プロ直伝!イチオシ企画を通すテクニック【動画付き】

朝の情報番組『スッキリ!!』や、『STORY』『DRESSなどの有名雑誌、『レイビームス』をはじめとする人気ブランドを生み出してきた仕掛け人たちに、「企画を通すテクニック」について伺った。百戦錬磨にも見える彼らがいかにして企画を実現してきたのか!

プロ直伝!イチオシ企画を通すテクニック【動画付き】

  • 【プロフィール】

    株式会社アブリオ 代表取締役/C Channel株式会社 取締役 三枝孝臣

    株式会社アブリオ 代表取締役/C Channel株式会社 取締役
    三枝孝臣

    1989年に日本テレビ放送網に入社し、プロデューサーとしてバラエティや情報番組など全てのジャンルで数々のヒットコンテンツを世に送り出した。2014年に『Hulu』制作部長、インターネット事業担当部次長を経て、独立。2015年、新たにメディアデザイン事業会社、株式会社アブリオを設立。同時にC Channel株式会社取締役に就任

  • 株式会社「編」代表取締役社長/『DRESS』エグゼクティブプロデューサー 山本由樹

    株式会社「編」代表取締役社長/『DRESS』エグゼクティブプロデューサー
    山本由樹

    光文社で『女性自身』の編集者を16年担当。2005年には『STORY』の編集長を務め、その後2010年より『国民的美魔女コンテスト』を開催し美魔女ブームを仕掛ける。現在では株式会社giftを設立し、月刊誌『DRESS』を創刊

  • 株式会社ビームス ビームス創造研究所 シニアクリエイティブディレクター 南馬越一義

    株式会社ビームス ビームス創造研究所 シニアクリエイティブディレクター
    南馬越一義

    1984年に株式会社ビームスに入社。メンズカジュアルのショップスタッフを経て、ウィメンズ店舗『レイビームス渋谷』の店長へ。その後、1989年には『レイビームス』レーベルのバイヤーとして数々の功績を挙げる。2004年、ウィメンズ全体のクリエイティブディレクターに就任。現在様々なバラエティ番組やコンテストでコメンテーターや審査員を務めている

「諦めない」というしぶとさが、自分の価値を高めていく

――前回は今の仕事をするようになったきっかけをお伺いしました。「この仕事がしたい!」という強い思いで目指してきたというよりも、流れに身を任せてきた結果……といった背景が共通していましたね。

三枝 僕らの場合、過ごしてきた人生時間が半世紀くらいありますからね。もちろんいろんなことがあったわけですが、たくさんチャンスもありましたし、成功することも失敗することもあった。結果として見ると、流れに身を任せてきて良かったな、と。

山本 若い方は、セルフブランディングを意識して早急に結果を残そうとしている印象ですが、僕自身は、結果を残そうという発想では働いていなかったような気がします。目の前のことをこなすだけで精一杯だったので。

南馬越 本当にその通りですね。

――ここで今回一つ目のテーマなのですが、みなさん、企画を実現するための「通し方」に関するテクニックなどはお持ちですか?

南馬越 僕は企画そのものがボツになることは少なかったんですが、クリエイターやアーティストへのオファーは断られまくりましたね。そんな時は、次の人にどんどんオファーする。もちろん、企画のコンセプトは変えませんが、その中に入れる要素は柔軟に変えていくようにしました。一つの物事に固執しないことですね。

山本 企画を通すことに秘訣やテクニックはないんですが、一つ言えるとしたら「諦めないこと」ですね。こちらが出した企画に対して、先方からノーが返ってきた。でも、その「ノー」の中にはヒントがあるはずなんです。「こうすれば通るかもしれない」というヒントが。もう一度提案して、戻されて、提案して……と繰り返していくうちに、最初に考えていた企画からかたちが変わっていくこともあります。ですが、諦めない限りは自分の企画として通る時がくるはずです。

――めげない、ということですね。

山本 そうですね。企画って、現状の中に潜む課題をどう解決するか、という解決法の提案なんですよ。なので「現状・課題・解決」というキーワードを常に頭の中に入れておく。すると、相手の話の中から現状に対する気付きが得られたり、課題を抽出するためのヒントがあったり、課題を解決するためのアイデアが浮かんだりしやすくなります。

三枝 ものすごく斬新でアイデアなんてものは、そう簡単には生まれないですよね。

山本 そうそうないですよね。

三枝 全員がスティーブ・ジョブズにはなれないですからね。僕は、企画を立てる時に3つ意識していることがあります。まずは、今あるものの中に何か一つでも新しいアイデアはないだろうか、と考えてみる。そして、それに触れた人の生活が少し良くなるようなアイデアかどうか。最後に、そのアイデアは人に共有したくなる楽しいものかどうか。この3つに当てはまると、企画が前に進むんですよね。

――そういった企画を、社内で押し進めていくための秘訣ってあるんでしょうか?

南馬越 先ほど言った通り、企画がボツになることは少なかったのですが、それは対社外の場合。社内への提案は苦手だったんですよね。根回しも上手くなくて。ただ、山本さんもおっしゃっていましたが、諦めなかったからこそ通った企画もありました。最後はもう、しぶとさですね。

「諦めない」というしぶとさが、自分の価値を高めていく

山本 今でこそキャリアを重ねたことで企画が通りやすい環境ではあるのですが、かつて週刊誌を担当していた時は、毎週ものすごい数の記事を担当していたんですよ。そのためには、掲載される本数以上の企画を何本も提案しなくちゃいけない。10本提案すると、3本くらい通る。ということは、20本提案すれば6本通りますよね。どうせ大半は通らないのであれば、通らないことを前提にして人よりもたくさん企画を出す。はじめのうちは「数撃てば当たる」かなと思います。

三枝 僕も日本テレビに入社してすぐの頃は、毎週番組の企画書を書いて提案していました。当時そんなやつはあまりいなかったので、だんだん顔を覚えられて「そんなに言うなら一企画やってみるか」と言ってもらえるようになりました。粘り勝ちですね。 テクニックで言うなら、顔を売ること。若いうちはキャリアも実績もないので、相手の立場からすると「彼に投資して良いのか」と疑問を持ちますよね。なのでまずは信頼してもらえるように顔を売っていくことが大切かもしれません。

プロは「落ちる企画」も意図して作っている?

――みなさん、一回の提案でいくつくらいの企画を出すんですか?

南馬越 大枠となる企画は一つですね。その中に入れる商品だったりコンテンツになると、20〜30は考えます。

山本 僕も同じですね。さっき言った「現状・課題・解決」でいうと、テーマとする課題はひとつ、先方ときちんと握る。その課題に対する解決策はたくさんあると思うので、10案くらい出しますね。

三枝 僕も量を考えるタイプなので、最初の段階では無数に考えますね。それを削っていって、提案する段階では10〜20に絞ります。

山本 本命の企画を通すための、落とさせる前提企画みたいなものもありますよね。

三枝 ありますね。食事で例えるなら、いきなり「今日はラーメンです」とそれだけを出されると「別のものがいい」となってしまうけど、「ラーメンとカレー、どっちがいい?」と聞かれれば「ラーメンがいい」と選べる。選択肢を与えることで、最終的に本命の企画を選ばせることができる、というケースは少なくないですね。

※このコンテンツは、2016年にtypeメンバーズパークに掲載された動画を新たに記事化したものです。

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