8月も気付けばもう半ば。
これを読んでいる読者の営業マンの中には、夏季休暇を迎えている人も多いことだろう。
日頃の仕事の疲れを癒すのにありがたい夏季休暇であるが、一方で、長期休暇のある8月は、売り上げが挙がりにくい月でもある。十分な営業成績で夏季休暇を迎えた人ならまだしも、心もとない成績で休暇に突入してしまった人にとっては、休暇が明けるのが憂鬱なことだろう。
そこで今回は、そんな夏季休暇が明けることを憂鬱に感じている営業マンのために、仕事に使えるアイテムを自作する「営業マンの自由研究」を提案したい。
営業マンにとって、持っていないとそもそも仕事にならないマストアイテム、名刺入れ。
しかし、あくまでも「買う」物であって、革の名刺入れを自分で作るとなると、専門知識が必要な印象からなかなか食指が動かない人もいるのでは?
しかし、現在では東急ハンズなどの量販店やユザワヤなどの手芸用品店などで、素材はもちろん、専用の針や糸などの道具も手軽に調達することができる。
また、最近では下記のサイトのように、説明書と素材のキットを販売している店もある。
レザークラフト・ドット・ジェーピーでは、オイルレザーやヌメ革、ブライドルレザーなど、さまざまな素材・色を取り揃えている。価格は¥1,450~。
使えば使うほど味が出る革製品。一緒にケア用品も購入して名刺入れを「ゼロから育てる」経験をしてみては?
「ネクタイは、それを締めている人よりも一歩先に部屋に入ってくる」という言葉があるように、第一印象で勝敗が決してしまう可能性がある営業マンにとって、ネクタイ選びは死活問題。
しかし、自分の欲しいネクタイが見つからない、という人もいるはず。であれば、自作してしまうのも一つの手ではないだろうか。
タイ工房のサイトでは、芯・裏地・作り方の説明書のキットを販売しているので、針と糸などの基本的な裁縫ツールさえあれば、すぐにネクタイ制作に取り掛かれる。
また、ネクタイ本体の生地はもちろんだが、裏地やネクタイの大剣の幅が選べるので、手持ちのスーツに合わせた物を作ることができそうだ。また、夏に合わせて薄くて軽いネクタイ芯も選ぶことができるので、残暑に勝負をかけるためのネクタイ作りにも持ってこいだ。
個人向け営業マンのクロージングに多く見られる「契約のサインの際に、ハイブランドのペンを手渡す」という手法。細かいノウハウだが、顧客に与える印象を良くするのも事実だ。
逆にクロージングではなく、初訪のときに相手の目を引く手段としてもボールペンは使える。
株式会社コアデで製造しているボールペンキットは、内側の台紙を取り替えることで、好みのデザインにすることができるというもの。
自社の商材をアピールするデザインにしてもいいし、時事ネタにまつわるデザインを入れてアイスブレイクのきっかけにしてもいいだろう。
「ブルーマンデー」という言葉があるように、休み明けは憂鬱な気持ちになりがちだ。
しかし、自分で作ったアイテムを顧客に見せたい、という気持ちで臨めば少しは気持ちが前向きに切り替わらないだろうか。
営業日数が少なくてどうしても焦りが出てしまいがちな8月。だからこそ、営業マンの皆さんにはぜひ前向きに仕事に臨んでほしい。