ストレスを貯めたくなければ合コンに行け!? 新規開拓営業職550人のアンケートから見る、有効なプライベートの過ごし方
長時間労働問題などで、何かと話題に挙がることが増えた営業マンの労働環境。今回は、法人営業用リスト作成ツール『ソーシャル企業情報』を提供する株式会社ビズオーシャンが新規開拓営業職の会社員550名を対象に実施した「働き方の実態」「プライベートの過ごし方と働き方の関係」などについてのアンケート結果から、その実態と改善方法を提案する。
有給休暇を年に1日も取れていない人が約3割!
まずは、「有給休暇は年に何日程度取得できているか?」という質問。約3割の新規開拓営業マンが「取っていない」と回答し、実に半数の人が年に4日以下しか有休を取っていないという結果になった。世の中で有給休暇取得の義務化が叫ばれている一方で、新規開拓営業マンは休みが取りづらい環境下で働いている人が多いことが予想される。
さらに、1日の平均労働時間別に有給休暇の取得状況を算出したところ、 労働時間が長いほど、有給休暇を取得できていない傾向にあることが分かった。その中でも 1日平均13時間以上働く人の5割以上が、1年に1日も有給休暇を取得していないという結果になった。
有給休暇取得のキーワードは「合コン」!?
有給休暇の取得ができているかどうか、を軸にアンケートを進めていくと、有給休暇を取得できている人は「年に1回以上合コンに行く」と答える人が多いことが判明した。合コンへの参加有無と年間の有給休暇取得日数との関連性を見ると、合コンに行かない人の約4割が年間で1日も有給休暇を取れていないのに対し、合コンに年に1回以上行く人で、年間に1日も有給休暇を取れていない人は約2割にとどまった。
さらに、合コンへの参加有無別に「仕事が原因で体調・メンタルを崩したことがあるか?」と聞いたところ、合コンに行かない人の約6割は仕事が原因で体調・メンタルを崩したことがあるのに対し、合コンに年に1回以上行く人は約3割という結果に。合コンに行く人の方が、仕事が原因で体調・メンタルを崩しにくい傾向があることが分かった。
また、「現在、自身の仕事にやりがいを感じているか?」についても質問したところ、「やりがいを感じている」人の割合が、合コンに行かない人は48.5%に留まった。一方で、合コンに年に1回以上行く人では65.6%にのぼった。
これらのアンケート結果を見ると、年に1回以上合コンに行く人は、有給休暇を取得できやすく、健康的で仕事にやりがいを感じている傾向があることが分かった。
「仕事関係者以外と積極的に会う」ことが、仕事の充実に繋がる!?
今回の調査結果より、新規開拓の営業職において約3割の人が有給休暇を年間に1日も取得できていないという深刻な状況にあることが分かった。また、合コンに行く人の方が有給休暇を取得できており、体調やメンタルを崩しにくく、仕事にやりがいを感じている傾向があることから、ストレスフルな環境の解決の糸口として、合コンが有効な手段のひとつなのではないかと思われる。
ビジネスの場ではないフランクなコミュニケーションを図ることができ、情報交換の場となることも多い合コン。日々ストレスフルな環境下で働く新規開拓営業マンは、合コンはもちろん、「プライベートで、仕事関係者以外とも接する機会」を作ることが、仕事や心身の充実に繋がるのではないだろうか。
《調査概要》
調査名称:新規開拓営業職の働き方等に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本全国の新規開拓営業職の会社員(20歳~39歳の男女)
調査期間:2016年11月16日~11月19日
有効回答数:550名
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