ついカフェ代がかさむ……外回り営業の空き時間、有効な使い方をFP視点で解説!【独身営業マネーお悩み相談室】


株式会社クレア・ライフ・パートナーズ 代表取締役社長 工藤 将太郎氏1983年、大分県生まれ。日本生命保険相互会社に入社後、法人営業に従事。2012年に株式会社クレア・ライフ・パートナーズを創業。生命保険に偏重せず、効率の良い資産形成をテーマとしてファイナンシャルプランニング、ライフプランニングを行っている。著書に『30歳からはじめる一生お金に困らない蓄財術』(幻冬舎)『入社1年目から差がついていた! お金が貯まる人は何が違うのか?』(すばる舎)など。新著に『隣の人の投資生活』
Q:アポとアポの合間に、1時間ほど間が空いてしまうことがよくあります。帰社するのも面倒なのでカフェなどに入って過ごしますが、毎回のカフェ代もバカになりません……。どうせなら有意義な時間を過ごしたいのですが、1日30分~1時間の空き時間ってどう使うべきでしょうか?(法人営業/25歳/年収400万)
カフェに支払った金額を損とするなら、単価×回数になりますね。そう考えると、1箱400円程度のタバコといい勝負でしょうか。400円が週3回あれば、年間6万円以上の損失になります。そう考えると、結構大きい額ですよね。
金額もさることながら、営業マンであれば「お金より時間の方が大切」という意識を持つべきかと思います。まずは、アポの合間が空かないような仕事の組み立てに意識を向けるべきでしょう。
とはいえアポが早めに終わってしまうなど、営業の空き時間はどうしても生まれてしまうものです。先方との関係によりますが、カフェに入らずとも先方のオフィスビルのフリースペースを利用したり、事前に連絡をして先方で待たせてもらうのもアリだと思います。無駄なお金と時間は使わないように心掛けたいですね。
私の場合だと、次のアポイントのクライアントに「早めに行くことができるのですが、ご都合いかがでしょうか?」と、もし先方も空いていれば時間を早めてもらうこともあります。もちろんお客さまに迷惑をかけることはしませんが、相手も同じビジネスマンですから、その辺は分かってくれると思います。
FP視点で答えるとしたら、「カフェに入ることが“投資”の時間になるかどうか、を基準に考えよう」とアドバイスしたいですね。前回お伝えした、お金の基本的な考えと同様に時間を区切って考えるのです。その空き時間が投資となるのか、浪費や消費になってしまうのか。投資の時間といえるなら、その時間は有益ですし、逆に浪費や消費になってしまうのなら辞めた方がいいですね。
隙間時間でこなすタスクを事前に整理しておくなど、カフェで作業する意味をつくるのです。「生産性向上のため」と割り切って休憩してしまうのも投資としてはアリだと思います。
投資という観点で考えると、ルノアールやスターバックス、タリーズコーヒー等は確かに少し高いですが、落ち着いて仕事もできますから、必ずしも悪というワケではありません。
アポの多い営業マンであれば、空き時間はどうしても生まれてしまうものですから、その間に細々したタスクをこなすもよし、将来のビジョンを考える時間に充てるもよし。今ではスカイプなどもありますから、帰社せずとも社内とはコミュニケーション取れますし、工夫の仕方は無限大だと思います。
例えば自宅に帰ってからやるには少し気が重い作業でも、日中の隙間時間に組み込むことで習慣化することもできます。そう考えると、時間とお金を投資する意味もあるでしょう。投資、浪費、消費の考え方を、20代のうちからうまく身に付けてみてくださいね。
>>小説で投資が学べる! 工藤氏の新著『隣の人の投資生活』をチェック


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